日栄交通〜猫とタクシー〜

さいたま市を走る小さなタクシー会社日栄交通で拾われた猫とタクシーのお話

突然ですがタクシー料金値上げのお知らせです

みなさん。

 

 

明けましておめでとうございます!!(おっそ!)

 

さいたま市も2月1日からタクシー料金が改正されたのをご存じでしょうか?

 

初乗り500円!!(1.23km)

ですが、よく見てください右側に小さく1.23kmと書いてあるじゃありませんか。

ちなみに1.23kmを超えると261mで100円づつ上がっていくわけです。

 

ざっくりですが今まで2kmで740円でしたが2km走ると800円になります。

その先も1割程度高くなる設定になっています。

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この値上げですが、驚いたことに17年ぶりだそうです!

 

17年も前の金額でやってたのには驚きです。

 

ポテトチップスがしれーっと減量していく時代に17年同じ金額で営業していたなんてカルビーもビックリですよ!

 

ビックリカルビーですよ。

 

 

何が言いたいかというと

 

このままじゃタクシー会社はやっていけないぜ!号泣

 

こんなんじゃどんどんタクシー無くなって、代わりに法整備されていない乗り物が増えて・・・

 

それはそれで利用者はお得なのかもしれませんがリスクがあることを忘れないようにしないといけません・・・

 

 

そしてこの際だからいろいろぶっちゃけますがタクシー会社の中身って結構シビアなものでまず大きいのが人件費70%

(あくまでも日栄交通での話)からの~燃料費、保険、その他諸々・・・残るのはだいたい1%と言われています。

そしてその1%は料金改正や車の修理や事故などたまに来る突発的なものに持っていかれます。

 

結局継続していくためにはセンスの独特な常務の給料なくすか乗務員さんの給料(歩率)を下げて継続していくしかないのです。

 

これじゃあ元も子もないわけですよ。

たまたまうちはセンスの独特な常務が「給料いらねー!彼女もいらねー!」とやけくそでなんとかやってきましたが、普通に考えて社員が給料減らされて頑張ろうと思うわけないですし人手不足に拍車をかけるだけですよね。

 

給与の還元率が低い会社はなんとか持ちこたえることができるでしょう。実際そうですし。

でもそれってベストな選択ではないような気がしていて・・・

 

僕たちは利用者さんの立場になりいかに安く今まで通りのサービスを提供できるかを考えていきますが「実は今までが安かった」という現実があることを知ってもらいたく久しぶりにブログを書きました。

 

運転手さんのお給料

低価格高品質のサービス

継続可能なビジネスモデル

 

仕方ないから誰かが泣くのではなく、みんなが喜べる仕組みをもっともっと事業者側は考えていかなくちゃいけないということです。

 

ちなみに1.23kmで500円なので短距離乗車はかなりお得ですので近場はどんどん乗っちゃった方がいいです!

 

以上です。