微発泡のお酒なので、グラスでの提供はなく、少し時間をかけて飲む事に。
そこへおかみさんが、お酒とお猪口を引っ提げて「おじゃまします。」とやってきました。

こんな時期なので、少しだけ.....と、土佐の文化紹介タイム。

太平洋に面した土佐のお父さん達は、遠洋漁業に出る方が多く、1ヶ月も2ヶ月も留守にする事が多かったので、お母さん達は時々集まっては女子会を開いていたそうです。

四国は高い山々があるので、水がキレイで、おいしいお酒ができる事でも有名。

集まってはお座敷遊びをしていたそうです。

土佐のお猪口は穴が空いています。
そしてこちらは真っ直ぐに置く事ができません。
どちらも飲み干さないと美味しいお酒がこぼれてしまいます。

べくはい(可盃)というそうです。

このひょっとこのお猪口も穴があいています。
(菊正宗公式サイトより)
お座敷遊びなどで使われるちょっと変わった盃です。盃は天狗・ひょっとこ・おかめの3種類でそれぞれの絵が入った特殊なコマが付いています。 天狗の盃は鼻の部分が長く延びているためお酒を入れると飲み干すまで机の上に置けません。サイズも一番大きく、量がたくさん入ります。 ひょっとこの盃は口の部分に穴が開いていて、指でふさがないとお酒が漏れてしまいます。もちろんこれも飲み干すまで卓上には置けません。 おかめの盃のみ普通の盃と一緒のような感覚で、量も一番少ないサイズになります。 みんなで絵柄の付いたコマを回して盃を決めて、お酒を飲んでいきます。ちょっとした座興用として盛り上げに使用してみてください。 
天狗の盃は思ってるよりたくさん入ります。
そしてお酒を入れてしまうと、飲み干すまでテーブルに置けない。

おかめの盃は唯一置けるみたい。

手前のコマでその盃を選択します。
残ったお酒を、おかみさんに飲んでいただきましたが、かえってご馳走になってしまいました。

飲み過ぎないうちにおひらきです。



ステキなお店でした。


そうそう、こちらのお料理はもちろんとても美味しかったのですが、ご飯がとても香りが良くてとてもおいしかったのでお聞きしたら、こだわりを持って作っているお米を使ってらっしゃるとのこと。香りの良いお米を少しブレンドしてガス釜で炊いている、自慢のご飯なのでした。

また高知に来る機会が有れば絶対リピしたいお店です。


街路樹が南国

翌朝、ホテルの朝食は無料でしたが、素材にこだわっていてとても充実していました。


ホテルを後にし、タクシーに乗り、何気に写真を撮っていると、運転手さんが「五台山だよ。」と教えて下さいました。
五台山


山頂に展望台があって、麓には四国霊場の札所のお寺もあるそうです。
次回の行きたいリストに入れておきます❣️