向原停留場に停まっていた車両。
一見普通のカラーに見えたのだけど、横を見たら派手だった。
 
 
どこの広告かと思ったら、都電自体の宣伝でした。
というか、運営している東京都交通局の、かな。
 
東京さくらトラムと書いてありますが、これが都電荒川線の通称です。
まだ全然浸透していないので、私もこのブログを書く際に会えて名称を出していませんでしたが・・・。
 
なにせ2017年4月に決定したという、まだまだ新しい愛称なので、都電側はアピールに必至という感じもします。
 
おじぎしているとあらんが可愛い♪
 
 
ここからは工事もないようで、そのまま線路沿いを行けますよ。
ああよかったよかった。
 
その線路沿い、柵に沿ってずーっと、何か植わっています。
木の花?何?
 
 
薔薇っ!
 
こんな年末にも咲くのですねえ、季節がラマンかいとはいきませんが、きれいなバラの花がちらほらと咲いていました。
種類もいろいろある様子。
 
 
素敵な一つをアップでパシャリ。
 
この向原停留場と次の駅の区間には、線路の左右にこのようにバラが植えてあり、地域の方がお世話してくれているようです。
 
きれいなものを見せてくれて、感謝。
沿線に花壇というのは結構ありますが、世話が行き届かなくてすたれてしまっているものもよく見かけます。
熱心に世話してくれる人がいてこその、きれいなお花。
 
決して見かけてもいたずらしたり、咲いているのを採っていったりしてはいけませんですよ~。
ここまで咲かせるのに、どれだけ手間暇がかかることか。
 
 
この一角は花が咲いていないバラの枝。
そこへきれいなカラーの車両が登場。
 
海系の宣伝課と思ったら、何とかヘルスと書いてある。
心穏やかになる色ということだろうか?
 
 
道中、この薔薇に関するポスターを見つけました。
なぜか低い位置にあって、うまく撮れなかったです。
とりあえず、10月に大塚バラまつりというのがあるらしいことはわかりました。
 
つまり、この地はもう大塚ですな。
ここは駅名が先について、あとからそれに合わせて地名が変わったところだそうな。
時々ありますな、そういうところ。
 
 
そして実は、次の駅のところでお茶休憩をしようと思って、入ろうと思っているカフェがありました。
 
そこは、目の前を荒川線が通る、ガラス張りの店舗でしたのです。
このあたりは縁がないもので、たまたま以前に歩いた時に見つけ、入ってみたらいい感じだったのです。
 
さあ、ゆきうさぎさんを案内するぞ~と、内心ワクワクしていたのですが、覚えのあるカーブに差し掛かると・・・あれ?
 
 
JRの駅前、ロータリーに合わせて都電がS字カーブするエリア。
そのカーブするところにそのお店の入っていた小さいビルがあったのですが・・・。
ビルはあるんだけど、それらしいカフェが見当たらない。
 
あれあれ?
 
ゆきうさぎさんにもきょろきょろしてもらうも、ないものはない。
あああ、閉店してしまったのか?数年前にはあったのに・・・。
 
もちろん、飲食店などはほかにいろいろありますが、目的のお店がなくて、しょぼん・・・。
 
 
とにかく気を取り直しつつ、休憩はしようと良さげな他の店を探します。
 
たどり着いたところは、JR大塚駅。
 
明治36年開業の、山手線の駅でございます。
 
この駅ビルができたのは最近で、10年前には北口と南口それぞれに駅舎が建てられている小ぢんまりとした駅だったそうな。
南口は現代の山手線には珍しい、木造駅舎であったとか。
その時に見に来ればよかった~ぁ。
 
この駅ビルが建ったため、ものすごくおしゃれな駅になりましたなあ。
私はこの駅ビルのある光景しか知らないのですが、墨田区の錦糸町から昨日の記事で出てきた春日通りを主に通ってこの大塚駅を終点とするバス路線がありまして、興味本位で乗ってきたことがあるんです。
 
余談ですが、今回記事を書くのに調べているうちに、そのバス路線がかつての都電の路線をそのままたどっていると知りました。
 
ああ、そういえば、私は同じ墨田区の会社に勤務しとりますが、社長が「昔はこのあたりにも都電が走っていて、便利だったんだよ」とか思い出話をしておりました。
 
ちなみに社長、都営大江戸線が建設される際に、また都電の駅みたいに会社近くに駅を造ってくれないかな~とちょっと期待したそうです。
かないませんでしたが・・・。
うちの会社、どの駅行くにも10分~20分くらいの徒歩圏内なんですよね・・・。
だから私が最寄り駅と呼ぶ駅はとても多くて、徒歩圏内なら全部最寄り駅といってしまっております。
 
 
おっと、自分語りが過ぎましたな。
 
大塚駅ですが、場所はまだ豊島区です。
豊島区も広いな。
 
山手線的には、池袋-大塚ー巣鴨となっておりまして、両隣が有名な観光地。
そのおかげか、ちょっと存在が地味でございます。
 
そういえば昔、私が敬愛します柴田亜美さんのエッセイ漫画「ドッキンばぐばぐアニマル」の中で、「大塚駅前の怪しげなインド人から笛を買った」とか言って、縦笛を吹いて蛇を呼び出しているような一コマがあったのですが、もちろん現実ではないと思われ。
しかし、大塚駅の扱いがそんな感じとわかるようななんというか。。。
 
実際、大塚駅が登場した話というのはそれしか知らないのですが、ウィキペディアさんにも特に舞台になった作品とか、載っておりませんでした。
 
・・・・・・がんばれ大塚駅!
 
 
その大塚駅の駅舎をずーっと横切って突き当たりますと、ここで都電のレールに出会います。
 
駅舎のほうへ目をやると、いましたぞ車両。
 
駅ビルの端っこに、都電の駅がありました。
大塚駅にあるから、名称は大塚駅前停留場です。
 
ここは過去の都電や市電などの終点のひとつだったようで、王子電気軌道が開業したのは明治44年です。
東京市電は大正14年に駅を開業させ、その3年後に王子電気軌道が東京市に買収されたことで市電の駅に組み込まれました。
 
その時の市電、戦後は都電の大塚駅前ー錦糸町間の16系統というのが昭和46年に廃止され、それが上記の都営バスのルートとなったそうです。
 
 
♪  スロウ  GRAPEVINE