教えられた道から別れ道へ
別に反抗期ではなく、教えられた道の通りにタテに行くと、どんどん線路から離れてしまうからです。
おばあさん、せっかく教えてくださったのにごめんなさい。
しかし、迷った際の保険として、参考になりました。
とにかく北へ抜ければ、駅の近くには出られる!と。
なにせ、線路沿いを目指して入っていった道は。。。こういう道なのですよ。
地図にはちゃんと表記される、一般道なのですが、軽自動車くらいしか通れないくらいの狭い道。
古めかしい塀があったり、ポップな色の屋根があったり、立っている家の様子はそれぞれ。
でも共通しているのは、庭もあるゆったりした敷地の家が多いけど、道はとにかく狭い。
このあたり、前回渡った踏切の北側のここは大町という地名の場所ですが、昔ながらの住宅街なのです。
線路の反対側、南側は材木座という地名の場所で、南や南西へ行けば有名な材木座海岸があります。
海岸線をそのまま西へ行けば由比ヶ浜。
駅の近くへ行けば、小町とか御成といった、ガイドブックにやたら出てきそうな地名の場所。
表通りや海岸近くは観光地でにぎやかですが、ちょっと奥に入るとこのような細道が蜘蛛の巣のように張り巡らされた住宅街となっています。
途中で見つけた意味ありげな石碑、古すぎて文字が読めない。。。
左に見える石造りの資格が並んだところも一般道。
一見、そのまま人の家へ入ってしまう私道みたいに見えますけどね。
塀ではなく、生垣が多かったりするのも風情があります。
いったいどこへつながっている空間なのだろう。。。と、異次元気分を味わえたりして。
ちなみに「材木座」という地名の由来は、中世の日本の都市で材木を独占販売していた「座」と呼ばれる商工業者の協同組合の場所があったことかららしいです。
年季の入った板塀に、昭和の洋風屋敷を連想させる白い塀。
なんか対照的でついパシャリ。
でも細道は相変わらず続く。
そろそろ脱出して駅に向かいたい。
実際のところ、迷いそうだけど迷わなかった住宅街。
奇麗な街並みでございました。
♪ beautiful 加藤ミリヤ