日光東照宮の有名な「眠り猫」の下をくぐって東廻廊から207段の石段を上がっていくと、拝殿・鋳抜門・宝塔からなる家康公の墓所がある奥宮(奥社)へと行くことができます。
このページでは、奥宮(奥社)の御朱印とともに、境内の様子、パワースポットといわれる「叶杉」などについてご紹介していきます。
日光東照宮・奥宮(奥社)の御朱印
こちらが日光東照宮の奥宮の御朱印になります。
私が訪れたのが、ちょうど新元号「令和」のときだったので、眠り猫が描かれたシールもいただきました。
パワースポットといわれる日光東照宮・奥宮(奥社)の境内の様子
御本社から奥宮に通じる東廻廊のところに、有名な「眠り猫」がいます。
江戸時代に活躍した名匠・左甚五郎によって彫られたとされ、見る角度によって表情が変わるといわれています。
眠り猫の裏には、彫られているのがスズメです。
猫が眠っているとススメも安心して遊べるという平和な時代を意味しているそうです。
坂下門をくぐって石段を上がっていきます。
石段は、全部で207段あり、一段ごとに一枚石が用いられています。
他にも傾斜部分の石柵は、笠も柱も土台も一枚の石をくり抜いて作られています。
冬が厳しい日光で、凍て上がり防止も考慮されていると考えられています。
奥社鳥居は、創建当初は木造だったそうですが、慶長三年(1650)に唐銅製の鳥居となりました。
鳥居とともに銅板で包まれている御神号の扁額の文字は、後水尾天皇の御宸筆を象ったものだそうです。
石狛犬は、松平右衛門大夫正綱と秋元但馬守泰朝から寄進されたものです。
両者は、徳川家康公の遺臣であり寛永造替の際に造営奉行を務めたことから、奉納が許されたそうです。
奥社銅神庫は、承応三年(1654)に建造されたものです。
江戸時代には、朝廷から贈られた徳川家康公の位記や宣旨、南蛮銅具足などのもっとも重要な宝物が収蔵されていました。
黒塗りの重厚な奥社拝殿は、御宝塔にさんぱいするための社殿で、将軍のみ昇殿参拝が許されたそうです。
内部には、豪華な装飾が施されています。
唐門(鋳抜門)は、慶安三年(1650)に鋳工・椎名伊豫の作ったとされいます。
奥社宝塔は、徳川家康公の墓所です。
塔の前には、鶴の燭台、唐獅子の香炉、花瓶からなる三具足が据えられています。
樹齢約600年ともいわれる「叶杉」は、ほこらに向かって願いを唱えると叶うと伝えられています。
叶杉の御霊わけとして、奥宮では叶鈴守を授与しています。