姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

豆苗の根からは豆苗しか生えない

2020年11月18日 | 保健室コーチング

(株)ハートマッスルトレーニングジム代表

主体的人生を構築する人材育成トレーナー

桑原規歌です。


今日のテーマは

「豆苗の根からは豆苗しか生えない」です。


豆苗って便利ですね。

食べ終わった後も

根っこを水につけておくと

また、生えてきます。


経済的!


当たり前のことですが

豆苗の根からは

豆苗しか生えてきません。


どんなに

ニンジンよ、生えてくれ

桜よ、咲いてくれ

と念じても

それは無理。


当たり前のことですが

豆苗の場合は

根っこも葉っぱも

目に見えているから

わかるのです。


同じことが

私たちの現実にも

言えるのですが

残念ながら

根っこが見えません。


しかし

根っこを変えなければ

生えてくるものは

いつも同じ。


いつも同じパターンで

同じような感情が起きるとしたら

その感情ばかりを

どんなに取り去ったとしても

根っこが同じなら

また、同じものが生えてきます。


現実で起きることは

結果(豆苗の葉)であり

違う結果を生み出そうと思ったら

根っこに気が付いて

そこを別のものにするしかありません。


例えとして

適切かどうかわかりませんが

現在のパナソニックが

まだ、松下電器と呼ばれていたころの

話をひとつ。


不景気な時代の経費削減策として

「電気代を1割減らす」ための会議が

されていました。

しかし、どんな方法を考えても

良いアイディアが浮かばない。


その時、松下幸之助(当時の社長)が

「いっそ半減させよう」と言い出しました。

1割削減では、

表面的な方法しか浮かばなかったのに

半減といわれると

もう、根本的な考え方そのものを

変えていくという発想になり、

経費削減に成功した。


なるほど!と思いました。

何かの問題を解決しようとする時

表面的に見えているものを

いじくろうとします。


そうではなく

本当に根本的な考え方とか

その状況を作り出している

問題の本質そのものに

切り込みを入れていかなければ

いつまでたっても

状況は変わらないということです。


人間の様々な悩みや

組織の問題についても

表面に見えているものを

テクニックでどうにかしようとするのではなく

それを作り出している

根っこの部分と

腹をくくって向き合うことが

必要な時代になってきているのです。


保健室コーチングでは、

脳の科学から人間を理解し

その人の行動を変えるのではなく

根底にあるビリーフにアプローチをかけ

まずはそれに気づくということを

大切にしています。

 

それはスキルの習熟ではなく

支援する大人が、どれだけ自分の課題に取り組んできたかどうか

 

スキルで相手を変えようとするのは

コントロールになってしまうからです。


それでは

今日も、今日も素敵な1日を!

 

この記事は、メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」
2020年11月12日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。

 



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