【ジャパンカップ2020予想】史上初!世紀の名勝負に出走する令和3強の3冠馬を徹底予想!

どーもこんにちわ!K-BA LIFEの中の人です!

本日は、ジャパンカップ2020を予想する前に、今年のジャパンカップを楽しむ為の予想記事を作成しました。

今年のジャパンカップは、とにかく話題がすさまじい。

・日本競馬&世界競馬史上初

・21世紀最高

こんなコメントが多数ありますよね。それもそのはずです。

・日本競馬史上3頭の無敗の3冠馬コントレイル

・日本競馬史上初無敗の牝馬3冠馬デアリングタクト

・日本競馬史上初芝GⅠ8冠+牝馬3冠のアーモンドアイ

この3頭が激突します。どれだけすごいねんって話ですが、サッカーでいえばレジェンド級のペレ・マラドーナ・メッシが時代を超えて一緒にサッカーしたり、野球で言えば王貞治とマー君の対決等、最早競馬では漫画でもありえなさすぎて、描かないようなシチュエーションが今起きてます。

さらに面白いのがこのノーザンファーム一強時代に、3頭全てが違うバックグランドの馬です。

コントレイル:ノースヒルズ

デアリングタクト:長谷川牧場

アーモンドアイ:ノーザンファーム

ノースヒルズはダービー2勝の名門厩舎ではあり、社台グループに次ぐ大牧場、デアリングタクトに関しては小規模な牧場出身、アーモンドアイは日本競馬のドンであるノーザンファームと全てのバックグランドが違うんですよね。本当にデアリングタクトは言うならばドラゴンボールでいえば孫悟空のような雑草タイプで、アーモンドアイは完全にベジータです。コントレイルは父の影響を受け、育成技術も社台系に次いで定評があるノースヒルズなのでどちらかというと孫悟飯的なポジション。自分でも何を言いたいのかわからなくなりました。

さらに、上記3頭にはどの馬にもベストパートナーがいます。

コントレイルには福永騎手、デアリングタクトには松山騎手、アーモンドアイにはルメール騎手。

これら3人が揃って自分の馬が最強と思いながら騎乗して、単純な実力勝負になる東京2400mでどのようなレースになるか。

本当に楽しみでならないです。

このジャパンカップを現地でどうしても見たいと思って、抽選も色々考えた上での応募をした結果、5万人が応募したジャパンカップのプラチナチケットを、

なんと・・・

ゲットしちゃいましたw

本当に嬉しいので、すぐにGotoトラベルで旅行の段取り決めて、向かうことになりました。

非常に楽しい1日になること間違いなしですし、こんな企画もしております。ジャパンカップで3冠対決に挑むコントレイルの菊花賞”現地”馬券のプレゼントに加えて、当選者の方には、3冠馬3頭の単勝馬券もプレゼント致します。是非Twitterから応募頂ければと思いますし、何より最高のレースなので盛り上げていきたいですね!

このようにジャパンカップは史上最高のレースになること間違いなしですので、気合い入れて予想分析したいと思います。

本日は、まず3強3頭について徹底的に分析し、明日は傾向分析、明後日は狙える穴馬と順番に記事を更新したいと思います。

暇があればYoutubeもアップしようと思います。

ジャパンカップ2020 3冠馬3頭を徹底分析

コントレイル

まずは無敗の3冠馬コントレイルから。生まれはノースヒルズ、調教師は矢作調教師というエリートですね。

既にG1を4勝しており、G1では全て上り最速、東スポ杯2歳ステークスでのレコードホルダーでもあることから世代では随一であることがわかります。

コントレイルはそのディープインパクトの最高傑作と言われております。

そんなコントレイルの3冠レースを分析して、どのような適性があるのかを分析したいと思います。

まずは皐月賞から。

勝ち時計:2分0秒7

上がり:34秒9

位置:12-12-12-7

前日は不良馬場だったように、馬場が悪く、時計がかかり、5ハロン地点では13秒近くまでラップが緩んだレースでした。その皐月賞でコントレイルは父ディープインパクトと同様に外外を回り、3コーナー地点で12番手というポジションで、レース上がり35.8の中でも34.9のいう1秒近く速い上がり3ハロンで勝利しています。ここから見ても、ラスト3ハロンのトップスピードへのギアチェンジやスピードの絶対値で勝負する馬であることがわかります。

実際にレースを見ていただいてもわかります通り、800m標識を過ぎたあたりではまだ後方でしたが、600mの標識あたりでカメラアングルが戻ってる途中にあっという間に先頭集団にいたことから、コントレイルの武器は圧倒的な瞬発力であることがわかります。最大の武器は、前にいる馬との差を一瞬で無くす瞬発力であるといえます。

ただ、瞬発力だけではないということが3冠馬たる所以です。馬場が悪く、大外を回りながらも中山の紛れのあるコースで大外を回して勝ち切るのは中々できることではありませんし、サリオスが経済コースを通ってのレースであることを考えればやはり抜けて強いといえます。

続いて、日本ダービー。

勝ち時計:2分24秒1

上がり:34秒0

位置取り:3-3-4-5

これまでの後方からの競馬だけではなく、3番手の競馬でレースを進め、スローで流れる中、きっちりと折り合いをつけてラスト5ハロンでペースが上がるも落ち着いてペース維持。上がり34.3に対して、34.0ですが、早め抜け出しからの押切競馬であることからもこの上りの速さは不要ですし、先行してこの末脚を出されるとお手上げ感。レースを見ても馬なりで先頭にたち、ラスト300mあたりからスパートし、最後は流す余裕で時計以上の完勝。毎日王冠を圧勝した好敵手のサリオスに対しても圧勝でしたのでさすがにこの世代では桁違いでそた。距離を伸ばしてパフォーマンスを上げ、サリオスにも決定的な差をつけましたし、福永騎手も遊びながら勝っていたとコメント。

コントレイルのダービーで見せたレースぶりは、持続力勝負になったとしても、先行して最後まで脚を使えるという瞬発力だけではない強い一面。

ダービーのラップは、後半5ハロンが速いレースでした。後半5ハロン58秒4という流れで先行して勝利した内容が手が付けられません。

この後半5ハロン58秒4という時計は、ディープインパクトの年のダービーよりも0秒4速い時計です。

皐月賞では圧倒的なスピードでねじ伏せましたが、ダービーになってからは、速い5ハロンラップで先行して押し切るというまた違った一面を出してくれました。

その後の神戸新聞杯では最大の武器である瞬発力で抜け出しただけでノーステッキ。

菊花賞はご存知の通りで、アリストテレスとのマッチレース。コントレイルは常にマークされ、なおかつ掛かり通しの厳しいレース。普通の長距離レースであるとそのようなレースをすると普通は大敗しますが、このコントレイルは直線でもアリストテレスに全く差される気配さえなく、自分が苦手とする舞台でも勝ち切りました。自分が得意とする舞台ではなくても真っ向勝負から勝つ。それでなければ3冠馬になれないので、牡馬3冠の価値はとにかく高い。

コントレイルのベストパフォーマンスレースは、日本ダービーでありますが、今年のジャパンカップは馬場もタフであり、ダービーとは違う馬場。それでも、これまでタフな馬場や距離等逆風をはねのけてきたコントレイルには他馬が嫌う条件でも勝てると思わせてくれる何かがあります。そのヒントに心臓の大きさの話があります。

競争馬のエンジンは心臓の大きさや心臓のスペックの高さと言われることが多いです。

心臓のスペックの高さで有名なのが、ディープインパクト、キタサンブラック、テイエムオペラオー。

上記の7冠馬に共通しているのが心臓の大きさ。

特にテイエムオペラオーは心臓が一般の馬と比較すると1.5倍もあったようです。

そして、心臓の大きな馬は共通して下記2つの値がとびぬけています。

V200:心拍数200へ達するスピード

THR100:心拍数100を切るまでに要した時間

ディープインパクトが弥生賞時点で3冠確実だと言われたのは、その心臓の回復の強さから。ディープインパクトは特にTHR100がレース後に3分で心拍数100を切っていたようです。

では一般の馬は??

通常の3歳馬は平均で11分かかるとのことです。

このことからディープインパクトの心臓のスペックは3倍以上。

これはディープインパクトの飛びの大きさが、大きく効率のいい走り方なので心臓への負担が少ないという見方もありますね。

では、コントレイルは??

調教後のデータですが、6分とのことです。

通常の競争馬が11分で回復する中で、6分ということは倍のスペックを持っていることに間違いありません。

ただし、ディープインパクトは3分。これを見ると父親の異質さがよくわかりますね笑

距離適性も短いですから、ディープインパクトよりは心臓の強さは劣るのかもしれませんが、一般的な馬と比較すると倍近いスペックを持っていることにも注目したいですね。

上記の通り、最大の武器はスピードの絶対値と瞬発力ですが、規格外の心臓を持つことからスタミナ、持続力、馬場適性全て抜けている存在となっております。

最近は牝馬の時代で牡馬も陰っていますが、牝馬3冠馬と牡馬3冠馬では重みが違います。2頭の最強牝馬を相手に3冠馬のプライドを見せてくれると信じてます。

デアリングタクト

ノーザンファーム一強の時代に長谷川牧場生産馬のデアリングタクトが達成した日本競馬史上初の無敗の牝馬3冠達成はとにかくシンデレラストーリー。

こんなことあるんですよね。父は社台グループの種馬かもしれませんが、それでも育成含めてノーザンファームではない馬が、無敗で3冠は日本競馬史に残るシンデレラストーリーです。

特にデアリングタクトについては、血統表から読み込むのが面白い。

社台ファームが米国からお買い上げしたデアリングダンジグ。

デアリングダンジグと当時最強の種牡馬サンデーサイレンスとの子がデアリングハート。

そのデアリングハートは、デアリングタクトの父エピファネイアの母シーザリオと同世代であり、桜花賞で0秒1差の3着、NHKマイルカップも2着、秋華賞は12着も府中牝馬ステークスを2勝するなど名馬でした。

この名馬デアリングハートとキングカメハメハの子であるデアリングバードも社台ファーム生産馬で期待されながらも現役時代未勝利でした。

その血統を買われて、繁殖牝馬セールで長谷川牧場が購入。長谷川牧場のオーナーは、牝系に強いこだわりがあり、デアリングダンジグの牝系にほれ込み、競争成績と牝系の良さを両立する馬は買うことはできないが、それを補う努力を生産者側でするという思いで名牝系を導入。420kg台の馬体で決していい馬を出せそうではないようなデアリングバードを導入し、馬格もあり、気性も強めのエピファネイアをつけることで、”丈夫な馬”を作ることを心掛けたようです。

血統的な思い入れもありますが、牧場での育成についても、資金面では大牧場のようにできないことでも、土壌の改良、いい草の飼育、馬の運動量等やれることを丁寧にやることで、”努力によって創られた”牝馬がデアリングタクトです。当歳セールでは主取りでしたが、牧場側の必死の努力により、馬体も良くなり、1歳時にはノルマンディーのお眼鏡にかかり1200万円の値段がつきました。

そのデアリングタクトが1億円突破の馬が当たり前のノーザンファーム馬を撃破し続け、無敗の2冠馬になりました。

史上初の無配の3冠牝馬はあのジェンティルドンナやアーモンドアイでさえ達成できなかった偉業です。

桜花賞出走時には2番人気だけで満足、あとは無事にコメントし、オークスに関しては出走するだけで夢のようというコメント。

デアリングタクトが長谷川牧場にもたらせたのはこの感動だけではありません。

デアリングバードとエピファネイアの全妹が姉の4倍の価格である4900万円での売却となり、長谷川牧場への孝行っぷりは凄まじいもの。

(*もう1頭の全妹であるマオノジーナスは700万円でデアリングタクト活躍前に売却済。)

そんな伝説的な名馬であるデアリングタクトの能力面について評価したいと思います。

まずは桜花賞。馬場としては超高速馬場でありましたが雨の重馬場になったレースで、前半3ハロン34.9、5ハロン58.0という超ハイペースでしたが、結果を見れば前にいた馬が総じて上位にいたレース。そんな中で、デアリングタクトは後方から大外一気。レース上がり38.1に対して1.5秒速い36.6の末脚で快勝。展開は結果的に向いておらず、差し馬絶望の前有利な馬場で、大外一気を決めたこのデアリングタクトは馬場、展開と真逆の競馬で圧勝。一頭だけ桁違いの内容でした。

続くオークスは中間ラップにG1なのに13秒が入る非常にゆるい展開で、ラスト3ハロンの瞬発力勝負という桜花賞とも真逆のレース展開。前にいたウインマリリンとウインマイティーが止まらない中、直線に入り進路を何度も探すような不利もありながら、上がり34.0のレースでも上がり33.1という究極の末脚勝負を差し切ったのだから桁違いとしか言いようがありません。

この2戦は、全く流れも展開も違うレースの中でも、共に前有利な流れを異次元の末脚で差し切ったのだからこの馬の能力は桁違いです。

そして、秋華賞の内容も秀逸。デアリングタクトは夏を完全にオフとして、北海道に帰って緩めてます。その緩めた状態で、ステップレースを使わずに秋華賞に出走というまだ良化余地を残した状態での秋華賞制覇。

さらにその秋華賞では、マルターズディオサがかなり引っ張ったペースにし、34.9-36.4の超前傾ラップとなりましたが、デアリングタクトは13番手から孫とに出し、3コーナー付近からペースを上げて、直線では5番手という先頭を射程圏内にいれたレースをして横綱相撲。このレースは逃げ・先行馬が全て大敗するような厳しい流れでしたが、そのような激流をペースが上がった時にポジションを上げ、さらに最後まで押し切った内容は秀逸としかいいようがありません。コントレイルもそうですが、3冠馬になれる馬は抜け出してからのスピードの持続力がとにかく桁違いです。デアリングタクトの良さは、どのようなレースにも対応できる自在性と厳しいラップでも垂れないタフな末脚の持続力と言っていいでしょう。同舞台のオークスでは、スローの前残りのレースで追い込み、優勝したことを考えると同世代の中では桁違いの存在であることは間違いありません。

まとめますと、ローテーション的にはぶっつけの秋華賞を完全放牧明けで3冠達成し、斤量利があり、馬場や展開と真逆の強い競馬をしたオークスと同じ舞台でレースに挑めるデアリングタクトはこの夢の共演でも勝負になります。

アーモンドアイ

牝馬3冠馬にして、史上初の芝GⅠ8勝馬にして、ジャパンカップでのワールドレコードホルダー。

ローテーションについては1戦必勝のタイプで休み明けが一番いいのは間違いないですが、前走80%の今回99%とルメール騎手も言っているようにここは有終の美を飾れる出来のようです。

普通にワールドレコードで走られたら誰も勝てないですし、この馬が高速時計で強いのは誰でも知っているので割愛しますが、上記2頭と比較すると脆さがあります。

馬場がタフな前傾ラップレースになると途端に崩れます。

スローの後傾ラップでなおかつ時計が速いと手がつけられない強さなのですが、馬場がタフでペースが超前傾になると有馬記念や今年の安田記念のようになります。

そういう意味でもジャパンカップの馬場がどうかに尽きますね。

しかしながら、このアーモンドアイについては、勝負付けという意味では古馬相手には完全に決着しており、コントレイルとデアリングタクトといった3歳勢との対決がまだです。

先週はサリオスが5着に負けてしまい、エリザベス女王杯でもウインマイティの4着が最先着、条件戦でも3勝クラスを突破できないという馬が多数いることから世代のレベル差はかなりあるのかもしれません。

そういう意味でも強い世代の頂点に立ち続けていたアーモンドアイが強い競馬ができる条件なのか、そういった点は最終予想までに分析したいと思います。

次は、3強以外に、そもそもジャパンカップがどのようなレースかの傾向分析記事を紹介しますので、お楽しみにお待ち頂ければと存じます。

ジャパンカップ2020 イチオシ馬

ジャパンカップの3強の中で、”で、どの馬??”については、BESTBUY検討委員会の予想コーナーで随時アップします。

現在の馬場、メンバーから想定される展開、各馬の適性に合致するかなど色々発信しようと思ってますし、このような議論も活発にしてますので是非ご興味ある方は一緒に競馬談義で盛り上がりましょう!