以前にもアジア通貨危機よりも消費税の方が景気に影響があったと妄想する高橋洋一という記事を書いたが、より見やすいように整理してみた。

 タイの経済成長率

1996年 5.65%
1997年 -2.75% アジア通貨危機が7月に発生
1998年 -7.63% アジア通貨危機の余韻とロシア債務危機発生
1999年 4.57%

 マレーシアの成長率

1996年 10.00%
1997年 7.33% アジア通貨危機が7月に発生
1998年 -7.36% アジア通貨危機の余韻とロシア債務危機発生
1999年 6.13%

 韓国の成長率

1996年 7.60%
1997年 5.92% 7月にアジア通貨危機
1998年 -5.47% アジア通貨危機の悪影響とロシア債務危機発生
1999年 11.31%

 日本の成長率

1996年 3.10%
1997年 1.08% 4月に消費税増税+7月にアジア通貨危機
1998年 -1.13% アジア通貨危機の悪影響とロシア債務危機発生
1999年 -0.25%



 断言口調で人を扇動しようとする高橋洋一、もしこのブログを見ていたら何か反論を書いてみろ。日頃から数字数式理系文系と喚いているんだから、私が具体的な数字を出してやってあげた。自称理系出身で数字に強いと自称しているのだから何らかの反論があると期待している。本当に数字に強いのなら高卒で全教科苦手だった私の出した数字に反論できないとは思えないし、東大出身で財務官僚で理系出身だった高橋洋一なら私の数字に反論できるものと期待している。
 一応このブログも一日100人前後のUU数にまで増えてきているから目にしないってことはたぶんないと思っているから期待している。しかしながら旧ブログでは1日3000人のUU数だったのに反論を一切してこなかったのもまた事実。不都合なことには一切反論しないで、反論できそうなことだけに反応するのが高橋洋一という人物であり、こんな奴に魅了されている人は目を覚ました方がいいだろう。
 高橋洋一はアジア通貨危機よりも消費税の方が景気に影響があったと虎ノ門ニュースで断言していたのだ。しかし実際の数字を見たら消費税増税よりもアジア通貨危機の方が遥かに影響があったとわかるだろう。この数字を見ても消費税増税の方がアジア通貨危機よりも景気に悪影響があったと信じるのなら、もはや何も言うことはない。冗談抜きに眼科か精神科に見てもらった方がいい。
 普通に考えれば、1997年の後半にアジア通貨危機が発生して前半に稼いだ成長率を削ぎ落し、1998年にはもろその影響を受けたせいでマイナス成長になってしまったと考える方が妥当である。
 そして何より日本の経済成長率についても2014年の消費税3%増税した年もマイナス成長にはなっていない。一応0.38%のプラス成長で駆け込み需要の影響が多少あったぐらいで大きな影響はなかったし、税収も増えている。消費税を上げると税収が減ると言っている人っていつも1997年のアジア通貨危機の時期を選んで語っているのはなぜだろうか?それは単純に都合がいいからである。このことについて否定できる人がいたら見てみたいものだが、できる人はいないだろう。なぜならすでに出ている数字に反論することなど不可能だからだ。

 消費税を8%→10%に上げた時も虎ノ門ニュースで経済成長率が年率換算でマイナス7.1%を強調していたわけだが、あの時は台風15号や19号の災害の影響があったのに、これについて一切言及していなかった。災害による被害を無視するのでは報道しない自由をやっている反日捏造マスコミを笑えない印象操作である。それなのに東日本大震災が起きた時のマイナス成長を出してきた一例として出してきていたのだ。何で台風15号や19号の災害について出さないのかと言えば、高橋洋一にとって不都合だから。違うというのならツイッターでいいから反論をしてみろ。

参考
アジア通貨危機よりも消費是の方が景気に影響があったと妄想する高橋洋一
高橋洋一のルサンチマン丸出しの金持ちいじめ屁理屈理論