どんな苦境もいつかは解消されると信じて生活しています。気の持ちようでどうにでもなりますから。
さて、さて8日間のドバイ旅行もそろそろ終わりです。帰国のフライトは夜中なので丸一日遊んでもまだ時間が余る。
ゆっくり起きて午前中は【旅行記その4】でも書いた通りお昼過ぎから予定しているサファリドライブまでの時間を近所を散策して過ごした。素敵なレストランを見つけてラクダのアイスを食べたりローカルな魅力を発見してテンション高め。
サファリドライブは、ドライバーさんがホテルまで迎えに来てくれるのでホテルをチェックアウトしてロビーで待っていた。
なんとなくそれらしい人が目の前のおじさんに声かけていたが首振られていた。ハイ、ハイ私ですって椅子から立ち上がりドライバーさんの元へ。
笑顔の素敵なドライバーさんでした。
トヨタのランドクルーザーに乗り込み他の参加者を拾いにモールへ。
さて、このツアーには、Mall of the Emiratesの1階駐車場入口にあるBIG BUS/ToursでDesert Safari and BBQ DInnerは299AEDを申込みしました。ウィーンにもこのバスツアーあったので安心して申込みしました。
迎えに行く途中ドライバーさんがパキスタンからの出稼ぎである事、アラビア語は話せない事、駐車場係の人と英語以外の言語で話してたから彼が何でパキスタン語が話せるとわかったのか?と聞いたらドライバーや駐車場係は大抵パキスタン人だと教えてくれた。
なるほど、出稼ぎの縄張りがここにもある事を知った。ウィーンでも、ファーストフード店の人種の縄張りがあって日本人はファーストフード店ですら働けないって20年住んでる日本人が言ってたのを思い出した。
ピックアップした他の参加者は、30代ぐらいのルーマニア人カップル。ちょっとポッチャリとしたとてもフレンドリーな人達だった。
女性の方は英語があまり得意ではないようだったけどプライベートな事、色んな国へ旅した時のエピソードなどを話してくれた。
エジプトのカイロは最悪だったらしい。関空でちょっと話した人がエジプト出身の人だったんだけど彼もカイロには行かない方が良いってアドバイスしてくれたので現世ではカイロには行かない。
さて、2人をピックアップして砂漠へ向けて出発。道中は4人でアレコレお喋りしたりドライバーさんのちょっとしたガイドがあったりととても楽しかった。このドラバーさんからラクダの乳を毎日飲むと肌が漂白されるって聞いた。あと、アラブの人の民族衣装の襟元にネクタイみたいなのが付いていの知ってますか?私はお土産屋さんで店員さんにこれは何?って聞いたんだけど、地元の人じゃないせいか知らなかったので気になっていたんだけど、このドライバーさんから思いがけずそれが何か聞く事が出来た。
昔、行商で何ヶ月も家を開ける男性がそこに妻の香水を染み込ませて出掛け、旅の間その香りを嗅いで家族をを思っていたとか。今は、WhatsAPPとかあるけど昔はそういうの無かったからね。って。
想像して思わず泣きそうだった。こういう背景があって香水文化が広がったのかもしれない。香りで人を思い出したり蘇る想い出があったりするものね。ロマンチックだわ。
砂漠に着くと先ず写真を撮るポイントがあってそこに車を停める。こういうポイントが2箇所ぐらいあった。最初のところではカメラを持ったスタッフが写真を撮ってくれます。その写真は後でプリントしたのとCDに焼いたのを売りにきます。断っても勿論OK。50AEDだったので私は買ってあげましたけどね。
初めての砂漠。結構植物生えてるんですよ。一応雨も降るから育つ植物もあるんですね。
面白そうなのやっていました。
写真を撮ったらいよいよDune driving.前日雨が降ったせいで砂がやや重たく、砂が勢い良くまいあがりませんでしたし、スピードも60km/hぐらい。スタックした時の事を考えて私達の車単独でのドライブではなく何台か連なってのドライブでしたので、思ったよりつまらなかった。
ドライバーさんにライセンスを持った人しか砂漠で運転できないのか聞いてみたんですが、自分所有の車なら誰でも出来るそう。レンタカーではダメだそうです。夜になるとクレイジーなお金持ちが集まってくるそうです。
もっとスリルを味わいたなら先ず車を買わないとダメみたい。今度行った時は、バギーに乗ってみたいと思う。
キャンプに着いたら食事です。ヘナという消える刺青は写真のようなのは無料でやってくれる。それ以上は有料です。
さて、キャンプではラクダにも乗れますが、ラクダ飼いに紐を引かれて2、3分グルっと歩く程度。鷹を肩に止まらせるのやらバギーやら勧められます。これらは有料です。色んなところでお金を落とさせようとしているのはどこも一緒ですが、断ってもしつこくないのが良いです。エジプトは違うみたいでほとんど犯罪みたいなことしてくるって言ってました。
BBQの準備が出来るまでヘナやったり、サンド・ボーディングやったり、水タバコをやったりして過ごしていよいよ食事。
【ドバイ旅行記その4】に写真を載せましたが羊肉とかとうもろこしとか色々。それを食べながらベリーダンスと伝統的なエジプトのクルクル周り続けるダンスを観ながら頂いた。
途中でキャンプファイヤーが焚かれたのでみんなその火の周りに集合。寒かった。
ショウも終わって帰路に着く。帰りは王宮の横を通って帰りました。先にカップルをホテルまで送りその後私のホテルまで送って貰いました。
ドライバーさん自身のことやの家族の事とか色々聞いたら色々話してくれました。一人で家族10人程養っているって。両親と兄弟6人と妻に子供二人。お父さんは50歳ぐらいだけど、パキスタンでは50歳の父親を働かせるのは世間体が悪いんだって。それから自分には学歴が無く稼げないから弟や子供達にはちゃんと学校に行って欲しいって。パキスタンってそんな文化なの?知らんことだらけや。
45歳ぐらいかなって思ってたけど実は30歳って聞いてびっくり。苦労が顔に滲み出てる。英語はドライバーになってから覚えたって。話せるけど、読めないし書けないって。日本人とは逆だな。
まだ30歳だったら遅くない。今はYouTubeで英語も勉強できるし、大学なんていつだって行けるし通信でも学べる(外国もかな?)。稼いだお金の少しを自分に投資した方が良いよ。そんな余裕は無いと思うけど、その気になれば人生変えられるよって話してたら丁度ホテルに着いたので何かの足しになればという思いと楽しい時間を過ごすことができたお礼に日本円だけど1万円札を握手しながら渡した。ちょっとチップにしては多いと思うけどもう万札しか持ち合わせがなかったのよね。
ドバイってチップ文化あるのかしら?渡している人二人しか見ませんでした。一人は、カフェで水タバコ吸ってた人が帰りしなにウエイターに幾らかお札握らせてた。もう一人はホテルのドアマンにさりげなく渡す所を偶然見た。ドバイではああやってチップは渡すのかって学習したので実践してみたかったので出来て良かったです。
私はお金持ちでなくても、せめて受けたサービスに対してそれ相当のチップをあげられる人になりたいなって思った。
前に書いたかしら?昔、ホテルのベルガールのバイトしてたことがあるのですが、結婚式を挙げたカップルをお部屋にご案内したんです。まだ二十歳前で気の利いたお祝いの言葉も言えなかったのですが2千円が入った祝儀袋を頂いた事がありました。日本人からチップを頂く事なんてなかったので凄く恐縮してお断りしたのですがハレの日にご案内頂いたご縁ですのでなんちゃらかんちゃら…とこういう大人になりたいと思ったものです。それにしても2千円は多いよなぁって思いました。
バブルの時の話です。
ドバイ旅行行って良かったなぁ。
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