佐渡トライアスロン2019① 久々のロング
レースから一週間が経ちましたが、ようやく内蔵のダメージがひいて、食欲がじわじわと回復して、ビールも美味しく飲めるようになってきました。レース直後は案外とビールが美味しく感じられないんですよね。何でしょう、あの感覚。マラソンのレース後は水のごとくガブガブとビールを消費しますが、佐渡のレース後は宿に戻った後に一人で500ml缶を開けてはみたものの、2本目は途中で残してしまいました。
さて、ロングの大会は随分と久しぶりでした。2015年の宮古島以来、4年ぶりです。このときは天候不良でデュアスロンだったので、3種目のロングは2013年のIRONMAN北海道までさかのぼります。
それだけご無沙汰していたので、それはそれはワクワクして迎えたかというと決してそんなことはありません。どちらかといえば大会が近づいてきても気づかないふりしていました。まるで子どもの頃の夏休みの宿題のように。
せっかく当選した佐渡トライアスロンなのにパンフレットが送られてきても封筒を開けずに机の隅に置いたまま。食事の度に封筒を横目でチラチラと見ては練習をせねばと思いつつも、誘惑に負けてビールを飲んで子供と寝てしまう毎日でした。
そんなこんなでレースの数日前、ついに開封してパンフレットを見てビックリ。
スイム4km!バイク190km!ラン42.195km!
なんとIRONMANよりも長いではないか!
ちなみにIRONMAN:アイアンマンというのは世界規模で行われるロングディスタンスの大会で、最もブランド力があり、スイム3.8km、バイク180km、ラン42.195kmで争われます。完走すればまさにIRONMAN「鉄人」の称号を与えられます。IRONMANは商標登録されていますので「アイアンマン」や「鉄人」の称号は使いづらくなっています。そこで、IRONMANよりも長い距離を走る佐渡トライアスロン完走者の称号はASTROMAN。どうしてASTROMANの称号になったのか詳しい経緯は分かりませんが、IRONMANと同じ「ア」から始める単語を選んだのでは、宮古島トライアスロンのSTRONGMANとミックスしたのでは・・・以下略。
まあ、そんなことはどうでも良くて、通称「宇宙人」と呼ばれています。「鉄人」の距離を超えるのだから「宇宙人」もありなのではということでしょうか。
ということで、これまでの人生で最長のレースです。パンフレットを見るまで知らなんだ。ロングのレースだから覚悟はしていましたが、さすがにアイアンマンよりは短いと思っていました。それに対して練習量は4月~8月の5ヶ月間で以下の通り。
スイム57.5km、バイク100km、ラン502km。
一ヶ月平均に換算すると、
スイム5.15km、バイク20km、ラン100.04km。
まあ、控えめに言っても、ロングを走るのに練習量が足りていません。数年前の自分からしてもビックリです。本当に走りきれるのか?いったい何をやっていたんだ!と思いますが、仕事、家事、育児に追われるパパアスリートとしては練習した方だとも思っています。
こんな状況で、オッサンアスリートの挑戦が始まるのでした。つづく。