失敗は成功の元。
って言うけれど、
その失敗から学ばなかったら、成功どころか失敗だけで終わる。
人間、学習能力って大事。
第2回目の採卵を目指して、
前回の採卵の結果を、十分に生かしたいわけで、
ドクターとの、今後の作戦を話し合うべく、朝早起きしてクリニックに乗り込んだ先週の金曜日。
予約してあったのに、ドクター多忙のため面談出来ず。
このクリニックは、ここがネックである。
そして、翌日の土曜日に、また早起きして出直しさせられた。
話し合うことは、しっかりと決まっている!
*バースコントロールピルは卵巣機能を低下させる恐れがあるから、卵胞の成長を一律にしたいのならば、他の薬に変えてもらえないか?
*低刺激法から、中刺激法で、採卵出来る数を増やせないか?
*5日間も受精卵が育つ自身がないので、凍結胚移植ではなく新鮮胚移植にしてもらえないだろうか?
しかし、金曜日のソノグラムの結果が、なんと、いつもなら6個前後ある卵胞ちゃんが、今回に限っては、3つしかないと言われ、
やっぱりこれはバースコントロールピルのせいで、卵巣機能が低下しているんだ!!!
と慌てていた!
やはり、バースコントロールピルは中止にしてもらうことと、
3個しか卵胞がないので、中刺激には移行出来ないだろうと予測した。
金曜日にドクター面談が出来なかったが、お陰で、モニタリングの結果を踏まえて、卵胞の話も出来るし、
しかも、翌日なら、血液検査の結果も出るてるので、土曜日にドクター面談をやった方が、自分のホルモン数値も踏まえて話し合えるから、面談が延期になってよかったのだが、
そのモニタリングの結果が出て、また、大いに慌てることとなる。
辞めたいと思っていたバースコントロールピルを、今日から5日間も、しかも半錠から1錠に増量で飲めと指示があった!
どうしよう、指示通り飲むべきか、翌日のドクター面談を待つべきか?
うむ〜、ドクターの指示なしに勝手にバースコントロールピルをスキップしてしまうのは、旅客機のパイロットに、アタシが操縦します!と言っているようなもんだ。
これは、専門家の意見が欲しいところである!
そこで、我らが、NY不妊相談センター、シニアエンブリオロジストの、山野辺千沙さんに相談してみた。(ただ今、日本出張中で、現在はウィーンの世界不妊治療学会に出席中超多忙な方なのに。)
「こりんごさん!
FSHが15.3 なんですけど、これって前からこんな高かったですか?そっちの方が心配です。」
あ、アタシったら、また血液検査の結果数値を蔑ろにしてた。
で、言われてみれば、未だかつてないFSH数を 叩き出そているではないか!
「こりんごさん、前回の採卵前に、ホルモン注射打ちましたっけ?」
「えっと、クロミッドとレトロゾールを飲んだ以外は、Garilenix を2日間、1/3づつ打ったくらいです。」
「そうですか、低刺激なんですが、FSHが、これだで上がっている言うことは、かなり卵巣が疲れてるんだと思います。
だから、ドクターは、FSHが下がるまで、あと5日、ピルの容量を倍にして様子を見たいんだと思います。」
「なるほど、しかし、つまり、1回の低刺激で、こんなの卵巣疲れるならば、私の体って、高刺激どころか、中刺激もダメですよね?」
「う〜ん、そうですね、とりあえず、5日後のモニタリングで、どのくらい数値が落ち着くかにもよりますが、」
「あの?これ、FSHが、5日後も下がらなかったら、もしかして、採卵すら出来ないってことですか?!」
「そう言う場合もありますね。」
ゲッ!
まさかの採卵スキップ?!?!
しかし、とっさに思った。
採卵出来なかったら、あと1ヶ月、良質な卵を作る準備時間が出来るぞ!(前向きやなぁ。)
(45歳、1ヶ月の無駄も出来ないんですが、無駄に数打つよりも、質のいい1個を目指したいじゃない?)
「ともあれ、ドクターは、そう言った見解でバースコントロールピル追加したと思いますよ。」
「なるほど、よく分かりました!
これで、安心してピル飲めます!」
あぁ、不妊治療って、本当に、薬のさじ加減で変わるもんだね。
翌日、また早起きしてクリニックへ出向く。
不妊治療の朝は早いけど、
ドクターやナースも、毎日、早起きなんだもんね。
今日のおやつは、マドレーヌ。
朝からシュガー摂取でテンション上げてたら、
「こりんごさん?」
へっ?
マドレーヌを、もぐもぐ したまま。
お会いしたことのないハツラツ日本人女性がやって来た。
マドレーヌを慌てて飲み込んで、
「え、あ、はい。先方様は?」
「先日、〇〇さんを通して紹介してもらった Kと申します!
ブログも拝見してたので、いつか、ここでお会いできるかと思ってましたよ!」
スゲ〜な、人の繋がりとソーシャルメディアって。
こんな風に、人と繋がる時代なんだよね。
Kさんと、ここで、妊活情報交換会が始まり、ドクターの待ち時間も、すっかり忘れられた。
しかし、ドクター、毎回多忙で、こんなに忙しかったら、処置でミスとかないのかな?
アタシの担当医はセレブドクターなんですが、アタシがセレブじゃないから、コンサルテーション以来、担当医のセレブドクターにあったことないんだよね。
でも、セレブドクターの右腕的存在の Dr.Lが、採卵もやってくれて、今回の面談も Dr.Lが対応してくれるらしい。
アタシは、その採卵時、見事な手さばきで45歳のアタシから3つ卵をスムーズ取り出してくれた Dr.Lには信頼を置いているので、なんなら担当医を変えて欲しいくらいなのである。
ウチのクリニックは、ドクターと話したければ、朝の7時から9時までに行けば、立ち話しだがドクターと話が出来る。
ただ、必要に応じて、ドクターとの面談が必要な人は、ナースが面談の予約を入れてくれる。
予約入ってたのに、前日、ドクター忙し過ぎて会えなかったけどね。
で、今回も、9時ギリギリまで名前呼ばれず、
おい、また延期じゃないだろ〜ね?
と心配していると、
「こりんご〜」
とやっと呼ばれた。
「こちらです。」
と案内されたのが、なんと、ドクタールームであった!
すっかり立ち話だと思ってたので、ドクターの部屋に招き入れられ、
いつも多忙の、Dr.L が、デスクに座って待ち構えているではないか!
ちょっと、これ、面談別料金とか取られないでしょうね?って思っちゃった小市民。
「はい、Dr.Lです。何か相談がありと言うことですね。
私からの指示メールは届きましたか?」
「はい、届きました。
前回の採卵は、担当してくださってありがとうございました!
今回の採卵についてですが、バースコントロールピルの増量追加が出されているんですが、これはFSHが、急に高くなったからですか?」
「その通りです。
FSHが下がってないので、卵胞も3つしかないし、今回のサイクルを、まだ始めたくなかったので、あと5日はピルで様子を見て判断したいと思っています。」
「いつもは卵胞は6個くらいあるのに、今回は3つしかないので、これはピルのせいではないですか? このままでは、採卵で来る数が減ってしまって心配です。」
「うん、いいですか、君の年齢で、3つ採卵出来たことは、素晴らしい結果だったんだよ。
普通は、この年齢では、こんなに取れない。
だから、卵胞が3つくらいは、一般的だと思って欲しい。
でも、あと5日様子を見て、どのくらい増えているか、FSHが、どこまで落ち着くか見たいから、ピルを止めて、サイクルをスタートさせなかったんです。
ピルをやめたらサイクル始まっちゃうからね。」
「実は、前は卵胞が6個前後だったので、低刺激から中刺激に変えてもらおうと思っていたのですが、それどころの話しではなさそうですね。」
「まずは、5日の様子を見て見ないとなんとも言えない。
これでFSHが下がらなかったら、今回は見送る可能性もあるからね。」
面談中に、ドクターに電話がかかってきた。
「はい、分かった、直ぐに行く!」
あ、先生、分刻みスケジュールじゃん、
まだアタシとの面談最中なのに・・・
アタシも手間をとらせぬよう、サクサク話さねば!
「先生、前回の採卵で、3つしか取れなくて、2つは育たず、1つが8分割まで行ったんですが、5日まで待って胚盤胞になる自信がないので、新鮮移植することは出来ませんか?」
「3つしかじゃなくて、3つも取れたんだよ。
でも、グレードが悪かったので破棄しました。
新鮮移植のオプションもあります。
ただ、5日後のモニタリング次第だから。」
どうやら、移植の話しどころではなく、今回、採卵出来るかどうかの瀬戸際らしい、
となると、そんな先の話をいましたところで、忙しい先生も困るよね。
もう、面談は終わりを告げるよう、ドクターも椅子から立ち上がって、こりんごを見守りながら、部屋を出ようとする感じだ。
めちゃくちゃ、この先生忙しいのだが、ズバっと患者を切り捨てはせず、忙しくて申し訳ないねの表情で、ドクター面談を終わりを悟らせる。
そんなドクターを見ながら、
「ドクター、ありがとうございます。
新鮮胚移植の時は、クロミッド使わないで下さい〜、
もし採卵の時、内膜が十分な暑さじゃなかったら、凍結して下さい〜。」
慌てて去りゆく神に気持ちをブチまける。
大丈夫、わかっていると。と言う微笑みを投げかけ、神は去って行く。
遠慮もなく、ワンワンと吠え続けるこりんご、
「先生〜、もし、採卵が2〜3個出来て、2つ戻せそうで、内膜も十分厚かったら、1つは移植して、1つは凍結して下さい〜!」
と去りゆく神にすがるよう、最後の言葉を投げかけると、
神(ドクター)は、足を止め、
「2つ出来たら、2つ戻すよ。
1個だけじゃ心配だから。」
そう言った神は、次の悩める子羊たちの元へ行ってしまった。
アタシの2日がかりの面談は、終了してしまった。
結論的には、次に採卵プランを検討するどころか、
FSH次第では採卵出来ないかもしれないっ!
そう言うオチがついたわけね。
45歳と6ヶ月、もう、あとがないぞ〜!
じゃあ、本日のNYこりんごラジオは、過去放送ピックアップじゃなくて、こりんごのタップダンス発表会のビデオでお別れ!
どんな時も、人生楽しく暮らそうって意味を込めてね。
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