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2020年新年を迎えて

2020年01月01日 | 日本
新年あけましておめでとうございます。
新しい一年がよい年でありますように、みなさまのご多幸を心よりお祈り申し上げます。

昨年の大きな出来事は5月に天皇陛下が即位され、「令和」に改元されたことです。新しい時代が幕を開けましたが、平成という時代を振り返ってみれば、残念ながら、必ずしも明るいものではありませんでした。平成の30年間は、希望が見出しにくい時代だったと言えるかもしれません。

正月から"縁起でもない"話になってしまいましたが、平成の時代、1995年の阪神・淡路大震災、2011年の東日本大震災。近年は豪雨・台風被害も頻発しています。

経済では、ちょうど平成の30年間、国民の所得(GDP)が伸びない時代でした。経済成長しない国は先進国で唯一です。北朝鮮ですら毎年3%程度の成長をしていたので(国連推計)、「北朝鮮以下」という恥ずかしい状態です。日本の経済を成長させないように抑えつける力が働いているとしか言えません。実質的に世界一レベルの過大な社会保障はその一つでしょう。

また、この30年間は、中国の軍事的脅威が高まる一方、日本の国防が相対的に弱くなった期間と言えます。そして中国の軍事力はアメリカをもしのごうとしています。いつ日本の領土が侵略されてもおかしくありません。

では、2020年以降の「平成後」の時代はどう展開していくでしょうか。
おそらく平成の30年間を逆転する流れが、これから30年間にわたって起きてくると予想されます。「米中蜜月の30年」から「米中対決の30年」へ移行するでしょう。

トランプ米大統領がアメリカの中国に対するスタンスを180度転換しました。アメリカは米ソ冷戦時代の1980年代から中国との協力関係を深めました。90年代からは本格的に中国を経済発展させ、そこでアメリカもお金を稼ぐという方針を貫いてきました。トランプ大統領はこの「米中蜜月の30年」を大逆転させました。

これからは、アメリカが中国を経済的にも軍事的にも抑え込んでいく「米中対決の30年」に入ったということです。この流れはトランプ大統領一人の考えではなく、むしろ米議会のほうが対中国で強硬になっているので、トランプ氏が辞めた後も中国との対決は終わらないと考えるべきでしょう。

新しい30年間、日本も世界の大転換についていき、でき得るならば、この流れをリードしていく国にならなければなりません。

世界は今、何を選ぶかによって未来が大きく変わっていくような、重要な分岐点にあります。日本にも世界にも、さまざまな問題がありますが、それらを解決して地球に繁栄をもたらすことこそ、神仏の願いです。

しかし世界は、「残念ながら、コンピュータ社会と全体主義がつながろうとしている」のです。
AIなどのコンピュータが国や企業に利益をもたらすと考えられてきたが、社会が見逃してきたこととして、「残念ながら、このコンピュータ社会と全体主義がつながろうとしている」ということを、やっと今、気がついてきたのです。

中国では、2022年までに2人に1台分の監視カメラが設置されることになっており、人間がAIに監視される社会の到来となります。これについては警鐘を鳴らさなければなりません。

人間に、AIが仕えるのは良いが、AIが占い師になり、AIに人間が仕える様な社会にしてはならないのです。私たち一人一人に、本当に魂が、神の愛が宿っているから、AIに支配されてはいけないのです。そして、「コンピュータは神を知らない」として、「機械信仰」に対する抵抗運動が必要となってきました。

コンピュータが「胎児を早めに殺すべき」と判断する問題点。
「神を知らないAI」に人生を決められることの危うさを考えてください。
人間がコンピュータやAIに仕えるときが来たら、我々の時代が終わるのです。

人間にはまだ見つけられていないアイデアがある。人間には手作りの創造性がある。人間には人類に対する愛がこもっているのです。

そして、香港革命の本質は、世界共通の人権思想です。
700万人対14億人の戦いと思われているかもしれないが、香港革命には、世界共通の人権思想が流れており、香港は、「自由、民主、信仰」を守るための最前線の砦(とりで)となっている。香港の人々は世界共通の価値観である「人権」を守ろうとしているのです。世界の人々は香港を今、応援しなければなりません。「香港頑張れ!」の声を届けなければなりません。

今、私たちに必要なのは、堂々と自分たちの顔を出して、自分の意見を言い、表現し、行動し、政治的活動を為し、そして、多様な価値観がぶつかり合って、その中から選ばれていく結論に納得がいったら、最後はみんなでついていく。この考え方を守らなければなりません。

米中貿易戦争を繰り広げている中国は、経済の崩壊が近づいていることが懸念されている。
これが起きれば、日本にも大きな影響を与える。日本の「バンキングシステム」に異変が訪れることになりそうです。日本がこのまま何も手を打たなければ、日本の地方銀行やメガバンクに大きな地殻変動が起きる。日本の地方銀行100行→20行へ。メガバンクは、メガ4行→2行へと、メガ・地銀、大倒産時代が到来する可能性があるのです。

そして、さらに不況に陥った中国が、「一帯一路」でお金を貸し付けた国からお金を回収できない場合、軍事行動を起こす場合があり、日本はその備えをしなければならないのです。

話を国内に戻します。
昨年11月に、新天皇による「大嘗祭(だいじょうさい)」が執り行われました。毎年、その年に獲れた新米などを神々に捧げ、五穀豊穣や国の安寧を祈る新嘗祭(にいなめさい)が行われていますが、それが代替わりの年には大嘗祭となります。

一般的には、捧げる対象は天照大神を中心とする神々ということになっています。古代文字で書かれた『ホツマツタヱ』などのヲシテ文献研究家・池田満氏の説によれば、大嘗祭はもともと、天御祖神(あめのみおやがみ)という日本神道における「創造主」に祈りを捧げる祭祀として始まったそうです。

『ホツマツタヱ』には、天御祖神が全宇宙を創造する場面が登場します。地球や宇宙の創造主がたくさんいるわけではありません。中東の創造主エローヒム(キリスト教の天なる父、イスラム教のアッラーと同じ神)にあたる神が、日本神道の根源にも存在したことになります。

天御祖神は、約3万年前の日本に宇宙から到来し、日本神道の原点となる教えを説いたことを明らかにしています。その教えのポイントは、「神を信じ、敬う心」や「両親に孝を尽くして、家を築く大切さ」などだと語りました。

また、日本に降臨した天御祖神の姿は、相撲の力士か金剛力士像のようだったそうで、おそらく日本古来の「武の心」を体現していたのではないかと考えられます。

残念なことに戦後の日本ほど、「神を信じ、敬う心」が軽んじられている時代はありません。
また、社会保障を充実させ、年金や介護を政府が丸抱えすればするほど、日本のGDPは停滞するとともに、「両親に孝を尽くして、家を築く大切さ」が忘れ去られてきています。アメリカに敗戦して「武装解除」され、憲法9条を与えられてから、日本の「武の心」が失われました。

天御祖神の現代日本へのメッセージは、私たちが「日本人としての魂」を呼び覚まし、再び繁栄を取り戻し、他国の侵略を跳ね返せる国防を築くことを求めているようです。

古代日本から伝わる相撲はもともと神事です。四股は、邪霊を踏み鎮めるとともに、大地を揺り動かせて人々を目覚めさせるという意味があるそうです。天変地異を起こし、日本経済を抑えつけ、日本への侵略を図る「邪霊」を吹き飛ばしていかなければなりません。

2020年は、私たち一人ひとりが「大和心」「大和魂」に目覚める年にしたいものです。
不穏な世界情勢や社会環境の中で、「不動の心」で臨み、「人生をしなやかに、力強く生きる」という心構えが大切ではないでしょうか。

神仏が願われる「繁栄」は、まず、私たち一人ひとりの「生き方」から始まります。
向上を目指す人が増えれば、仕事でも付加価値を生み、社会や国家の繁栄につながっていきます。
神仏の心に適(かな)う「真善美」に基づいた富の創造をなしていくことが必要です。そのために私たちは、「自由・民主・信仰」といった普遍の価値を弘(ひろ)め、世界の幸福を実現していかねばならないのです。

「平成後」の30年を希望に満ちた時代としていくことを日本の目標にしたいと思います。

---owari---
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