という、ブログ記事を書きましたが、
『基礎計算だと小さい子でも学年に関係なくどんどん先取りでき、
簡単な四則計算までは行けます。
*「計算」は得意なアジア人ですが、問題は「算数の文章題」です。
これは、またの機会に。』
こちらの続きを書きたいと思います。
アメリカのmathは、word problem や problem solving と呼ばれる
算数や数学の文章問題がとても多いのです。
計算力はあるアジアの子供達ですが、英語がクリティカルに読み込めないと解けない!!
ここでつまずき、算数嫌いになる生徒もいます。
実社会での応用力を重視するアメリカの算数は「文章題」がやたらと多いのです。
当然、文章題を解くには英語の「読解力」が要求されます。
さらに「批判的思考力」を重視するアメリカは、わざとミスを誘うような問題に取り組ませるのです。
意地悪だな〜と思う事もありますが、クリティカルシンキングです。
「批判的思考」とは問題の本質を見極め、適切な問題解決を行う思考法です。
アメリカ流の文章題に対応するには、英語の「算数用語」を「正しく」理解することが不可欠です。
「More than 3」 は「3以上」ではありません。「3より大きい数」です。
「Greater than 3」も「3以上」ではありません。「3より大きい数」です。
「No less than 3」は「3以上」です。「3」を含みます。
「Less than 3」は「3未満」です。「3」は含みません。
他にも「least」「most」「smallest」「greatest」「more」「fewer」「half」「halves」「quarter」「hundreds」「tens」「ones」などの算数用語を正しく理解することが必要です。
まだまだ沢山ありますが。。。
文章問題ではリーディング力やクリティカルシンキングが問われてくるのです。
3年生の問題の一例
そして日本では考えられないかも知れませんが、
6年生から電卓使用許可です。
*テストや問題によっては使用不可の場合もあります。
SAT と呼ばれる大学入試共通テストでも一部使用可能です。
これは、つまらない計算ミスで答えを間違えないようにする為です。
中高の場合は、途中まで考え方が合っているとその分の点数がもらえるということもあります。
アメリカらしく合理的ですね。
まとめに入ると
アメリカでのMathは全般的に文章問題が多いので
計算力は勿論のこと、
読解力とクリティカルシンキングが必要不可欠です。
そして学力を上げるには
読み(読解力)
書き(クリティカルライティング)
計算力
この3つの全てが重要ですね。
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