どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

山んばあさんとむじな

2020年03月27日 | 絵本(日本)

       山んばあさんとむじな/いとうじゅんいち:作・絵/徳間書店/1996年

 

 村のいたずら坊主の4人組は「暗くなるまで遊んでいると、むじなが、化けて出るから、明るいうちに帰らんといかん。」と、いつも山んばあさんにおこられても、うら山をなわばりにして、わるさばかり。

 ある日、四人組が、暗くなるまで遊んでいると、かぞえてみると、どうも一人多い。

 山んばあさんから、むじながでたんじゃといわれても、四人組は、そんなこと、きいちゃいない。ところが、いつものように日がおちて、あたりがみえにくくなったころ、どこからともなく、くしししし・・という声。

 また一人多いと一本道を逃げ出していると、いきなり道が消えて、田んぼに落っこちると田んぼのドロが、もくもくっと、もりあがり大むじなに。

 竹藪に 逃げるとササボウズがとおせんぼ。沼に落っこちると 沼にすんでいる どんこが四人組を飲み込んでしまいます。

 はっときがつくと、あたりには、おばけがウヨウヨ。

 四人組の運命は?

 「とうぶんしずかになるわい」と、にたっとわらう山んばあさんの正体は?。

 いたずらっ子四人組が、かえるを火あぶりしたり、へびでひな鳥をいじめたりという冒頭は衝撃的ですが、いまこんないたずら坊主は、いるでしょうか。

 怖い思いをした四人組、おとなしくなったかな?


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