精子力クライシス男性不妊の落とし穴 | 不妊カウンセラー里美のブログ

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日本不妊カウンセラー学会認定の不妊カウンセラー里美です。
不妊の気持ちは、痛いほどわかります。
私も不妊経験者だからです。
結婚14年目にしてやっと授かりました。
そんなあなたに私が経験したこと、治療の方針や、生活面など良い方向に行けるようサポートします。

こんにちは。
不妊カウンセラー里美です。(*^_^*)

NHKクローズアップ現代

https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4184/

2月放送の「クローズアップ現代+」や7月放送の「NHKスペシャル」などで、日本に“精子の危機”が広がっていることが明らかになってきた。「精子の数が少ない」「ほとんど動かない」「肝心のDNAが傷ついている」など、「妊娠を成功させる精子の力」(=精子力)が衰えている男性が珍しくないというのだ。さらに取材を進めると、こうした“精子力”の危機が、頼みの綱の不妊治療にも影を落としていることが明らかになってきた。一部の不妊治療の現場には、男性不妊への理解不足や対処の甘さがあり、精子の改善治療を行わないまま、体外受精などを進め、失敗が繰り返されるケースもあるという。また、不妊に悩むカップルにとって大事な選択肢であった「精子バンク」も、岐路を迎えていることが分かった。日本では、長年、慶應義塾大学が運営してきたが、ドナー不足から休止状態に。一方、アメリカでは、精子バンクが民営化し、ビジネスとして成長している。インターネットなどで購入できるうえ、規制が甘いこともあり、一人のドナーから100人の子どもが生まれている可能性もあるという。男性不妊を取り巻く現状と、今後の向き合い方を考えていく。


“精子力”クライシス 精子減少・老化の裏で

今、日本の男性に深刻な危機が広がっています。“精子力”クライシス。精子の数が少ない。ほとんど動かない。見た目は元気でも、肝心のDNAが傷ついている。受精して、妊娠を成功させる力がどんどん衰えているというのです。

「精子の数としては少ない。形が悪い精子と、穴が空いたり、いびつな形をしている。」

さらに、新たな問題も浮かび上がってきました。日本の体外受精の実施件数は世界最多ですが、実は、成功率は最低レベル。

その原因の一端が、精子力の衰えにあるというのです。

不妊治療中の女性
「(治療を)やってだめだったというのが続いたときは、どうしてなんだろうなと、落ち込んでいく感じでした。」

さらに、不妊に悩むカップルを救ってきた精子バンクも、世界のあちこちで壁に直面しています。アメリカでは、1人の男性から100人以上の子どもが生まれている可能性があるというのです。

精子提供で生まれた女性
「異母兄弟と同じ学校に行ったり、デートしたりって、十分ありうるのよ。すごくクレイジーだわ。」

まずは、精子力の衰えが一因となって不妊治療が行き詰まるという問題から見ていきます。
私たちは、男性不妊に悩んできた当事者の1人に、直接話を聞けることになりました。38歳になる、ゆかりさん。夫と共に7年間、不妊治療を続けてきたといいます。なぜ、これほど治療が長引いたのか。ゆかりさんは、産婦人科の対応に問題があったと考えています。初めて訪れたクリニックで、夫の精子の数などが、自然妊娠の基準に満たないことが判明。医師からは、不妊治療をすれば大丈夫だと言われました。

ゆかりさん(仮名・38歳)
「(検査結果が)あんまり良くなかったねというんですけれど、とにかく数値に対して危機意識をもって対応してくれたところが、ほとんど無かった。『顕微授精だから、これぐらいあれば大丈夫でしょう』みたいないい方を毎回必ずされていたので。」

ゆかりさん夫婦が勧められたのは「顕微授精」という手法。母体から卵子を取り出し、その中に精子を1匹注入するという高度な治療です。ところが、なかなか妊娠に至りません。不信に思い、病院を変えても、産婦人科医の方針は同じでした。結局、7年間で1回数十万の「顕微授精」を14回も繰り返した、ゆかりさん。公的な補助では足りず、次々に貯金をつぎ込みました。

ゆかりさん(仮名・38歳)
「本当にいわれるがままに、どんどんと治療進めていって、もう治療費だけでも1,000万円は超えていて、結構、今も財形とか夫が崩し始めてる状況なので、こんなにお金が出ていくのに、月日もこんなにたつのに、このやり方で、今までのやり方で大丈夫なのかなって。」

ゆかりさん夫婦は5軒目のクリニックで初めて男性不妊が専門の泌尿器科医から精子改善の治療を受けます。卵子に注入する精子のDNAが傷ついていた場合、顕微授精を繰り返しても、正常に卵子が成長しない可能性が高いというのです。夫はたばこを控え、食生活も改善。1年後、精子の状態が回復し、その後、妊娠に至りました。

ゆかりさん(仮名・38歳)
「いやーもう本当に治療を始めた最初のうちに知識を知っていれば、もうちょっと早く結果が出たんじゃないかなって。もっと早く知っていればなっていう思いは、すごくありました。」

産婦人科医を対象に行ったある調査では、男性に不妊の原因があると疑われる場合でも、泌尿器科医への紹介を積極的には行っていないケースが全体の4割に上りました。

一体なぜなのか。長年、不妊治療の現場を見てきた専門家に聞きました。


吉村医師によると、一部の産婦人科医たちは、不妊治療による利益を優先しているのではないか?といいます。

慶応義塾大学 名誉教授 日本産科婦人科学会 元理事長 吉村泰典さん
「不妊治療をするための商売といいますかね、非常に経済的な側面が重視されているんじゃないか。医療者側とすれば顕微授精、要するに体外受精はある一定の数をこなしたいと思いますよね。そして患者さんも早く妊娠したいと思いますよね。このニーズが一致したところに、今の生殖医療はあるわけですよね。」

精子が原因で高度な不妊治療が繰り返されるケースを、どうすれば減らせるのか。獨協医科大学では、産婦人科と泌尿器科の垣根を取り払い、「リプロダクション・センター」を立ち上げました。ここでは、1組のカップルを両者が診察し、話し合いながら原因や治療方針を探っていきます。

6年前から不妊に悩んできた夫婦です。これまで不妊治療に300万円以上をつぎ込んできました。

泌尿器科医
「がんばって治療を進めていって、検査をさせていただけたらなと。」

改めて夫の精液を精密検査したところ、不妊治療をしても失敗を繰り返す可能性があると分かりました。DNAの損傷率が深刻だったのです。原因は、精巣付近にある静脈瘤でした。泌尿器科医が手術で治療したところ、DNAの傷ついた精子が減少。今後は、産婦人科医が改善した精子で顕微授精を行う予定です。

6年間治療を続けてきた夫
「せっかく妻ががんばってくれている中で、自分自身の中で悔いがないように、最終的な手段をして、少しでもいい精子を作るというか、再度、顕微授精をするにあたっても、結果が出ればいいなと。」


続きは、次回に赤薔薇


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