January 10, 2020

NY20数年で初体験

仕事帰りに、フラットアイアンビルの前を通過。いい感じに漆黒の闇を背景に摩天楼の灯りが映える。

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そのすぐ横のスペースに時計台が立っている。普段、忙しなく駆け回っているが、心に余裕を持ってじっくりと眺めてみると、実に味わい深いものがあった。このすぐ後ろには超有名な三角ビル(Flatiron Building)がそびえている。

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これもニューヨークならではの1シーンだろう。でもこの写真からはわからないが、今日は無茶苦茶と言っていいぐらい寒い。

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朝の段階でマイナス4度。風も強く、体感温度はマイナス10度近かったのではないか。

こんな時にやっぱり思うのは「暖かいコタツに入ってみかんを食べたい」ということなのだろうが、NYにコタツは存在しない。外なら焚き火に当たりたいと思うかもしれないがNYでそんなシーンを見たこともない。やったら放火魔と思われて捕まるかも。

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そんなことを思う今日この頃、すごい体験をした。友人の家で暖炉を初体験。NYの高級住宅でよく暖炉に見せかけたFakeもの(偽)は見かけたことがあったのだが実物、まして稼働しているのを初めてみた。

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勢いよく薪木が燃えゆく様はまさに圧巻。思わずこの炎の前で言葉を失ってしまった。高校時代、真言密教で護摩を焚いて祈祷してるのをみたことがあるが、その遠い記憶が蘇るような体験だった。

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暖炉の入り口(!?)もレトロな感じで憎めない。機関車D51かと勝手に思ってみたが、あれは石炭かーと自分でつっこんでみる。暖かい炎で体が火照り、眠気が台頭して思考がスローになってくるから変なことを考える。

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薪が燃え尽きる直前の様子もまた芸術的。一瞬たりとも同じ状態には留まらない。生き物のようだ。これを見ながら、人類が初めて火を発見した時に想いを馳せる。一体どんなことを考えていたのかー。神だと思ったのか、はたまた神の怒りか、悪魔と思ったのかー。

ニューヨークに20年以上住んでいるが初めて見た光景。是非、皆さんとシェアしたいと思いここに記しました。

以上、NYから実況生中継でお伝えしました。







tangoprince at 14:20│Comments(1) ニューヨーク | アメリカ

この記事へのコメント

1. Posted by Yoko   January 12, 2020 08:22
本物の薪ストーブ、贅沢ですね!
薪が勢いよく燃え、燃え尽きる直前の様子、それぞれ見飽きないでしょう。映画、ドラマで見るその光景は、観る側もほんわか暖かく羨ましいシーンです。
燃え盛る炎を見ながら私なら直ぐにコックリしますよ!幸せな瞬間、いいですね❣️
しかし現実に戻れば、薪の調達、暖炉の手入れ他考えたら手間がかかるか?とムードぶち壊しで失礼。

私も贅沢なその瞬間を味わいたい。炎を見ながら色んな想いが巡り気持ちが落ち着く様です。
日本では殆どお目にかかれない素敵な写真、有難う‼️

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