不倫をされても夫（妻）のことがまだ好きなのだろうかと悩んだとき

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こんにちは。心理カウンセラーの上土井好子です。

恋愛の延長で、その先に結婚があるという人がいます。

かたや、恋愛と結婚は別だという人もいます。

恋愛関係から結婚した場合、恋人から夫婦になります。

新婚の頃は、恋愛関係が持続しますが、そう長くは続きません。

じゃあ、相手のことが嫌いになったのかというとそうではない。

だったら、好きかとか愛してるかと聞かれると限りなくグレーに近くなります。

それは別に終わりを意味しているのではありません。

夫婦になると、自分の生活の中に相手が入ってきます。

つまり生活の一部になっていったんです。

自分の生活の一部だから、特別強い感情はむしろ生活しにくくなります。

限りなくグレーな感情だから、ケンカしてもいっときは嫌いでもなんとなく元に戻ります。

もし恋人同士なら、大っ嫌い、バイバイ～になるかもしれません。

しかし、人はなにか辛いことやしんどいことに直面したとき、自分の外に目を向けます。

外側の何かに、乗り越えるためのモチベーションを求めるのです。

不倫というものは、そういったときに起こることがあります。

恋愛という生活の外側にたより、おぼれていくんですね。

こういうとき、不倫をされた側の気持ちは複雑です。

自分はまだパートナーのことを好きなのだろうかと真剣に考えます。

でも、もともと生活の一部になったものに、強い感情があるかどうかなんてわからない。

だから、もう自分はパートナーを嫌いになったのかもと思い悩むんです。

反対に不倫されたことで、よりパートナーを好きになってしまうということもあります。

でもその好きという強い感情が、パートナーを自分の生活の中から外に押し出します。

取り戻してやるという泥沼になっていくことも多いんです。

好きかどうかで判断してしまうと、混乱してしまいます。

本当は生活の一部のような、何事もない普段の生活を取り戻したいのだと思います。

そのためには、好きというものより、愛情があるかどうかです。

「情」ですね。

自分を裏切ったことで、その「情」がなくなったのか、それともまだ存在するのか。

それによって、これから向かう自分の方向が変わってくると思います。

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