人間関係の距離感は自分で意思決定するものです

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こんにちは。心理カウンセラーの上土井好子です。

先日、メルマガで「恋愛」について書きました。

「恋愛」も、「恋愛」だからこそ、距離感って大事です。

人間関係って、どういう距離感でいるかというのを自分が決めないとダメだなって思います。

そうでないと、常に振り回されることになっちゃいます。

ちょうど一年前に書いた人間関係の距離感のブログがこちらです↓

なんとなく人から疎外感を感じたり、自分だけまだうまく人間関係が作れていないと感じることはないですか？

だれとでもすぐに仲良くなれて話がはずんだり、だれからも声をかけられる人を見ると羨ましくなります。

と同時に、不思議にもなるんですよね。

どうしたらあんな風にできるんだろうって。

自分は口下手だし、面白いことも話せないし、変な返答してしまうから場の雰囲気が変わってしまうしって思っていませんか？

だけど、ひとり仲間はずれになるのも（絶対）イヤだから、それはそれはみんなの顔色をよ～く見ながら、少しでも気の利いたことを話したり質問したりしなければならないと思っているので、話を聞きながらも次に何を話そうかと考えることで頭の中はフル回転しています。

そして自分が話したことを、まわりがどういう風に反応したかを瞬時にキャッチするためのアンテナもバンバン張り巡らします。

「あっ、私またやってしまった」と心の中では思っていても、それを悟られまいと顔色ひとつ変えずに頭が真っ白になっているんですよね。

そして散々エネルギーを使い果たしたあと、家に帰ってホッすると同時に始まるんです。

「ひとり反省会」

いや、「ひとり自責会」

どうしても人との距離の取り方がわからない。

どうしたら、まわりの人のように好感よく縮められるのか。

人の輪に入ったときの理想のイメージって、特別中心人物になりたいわけでもなく、でもみんなから慕われて、おもしろい話をしたり、穏やかに話をしたり、自分の存在にちゃんと意味をみつけたいんだと思います。

でも、なぜか積極的に距離を縮めることはできない。

向こうから自然に距離を縮めてくれないかなって思ってます。

ところが、案外、向こうから声をかけてもらっても、気づけば自分から距離をあけてたりしてしまったりしています。

なぜなら、まず自分が理想とする自分にならないと人に受け入れられないと思い込んでいます。

自分が変わらないとってね。

ようするに、今の自分はだめなんだっていうことになっているんです。

だめな自分を自ら積極的にさらけ出すことなんてできないし、向こうから近寄られて、もし今のだめな自分がバレてしまったら、それこそ二度と相手にされないくらいに思ってます。

こういう人は、ずっとずっと人が期待する自分になることを強いられてきたのかもしれません。

だから、いつも人が自分をどう思っているかを考え、人が嫌な気持ちにならないことを最優先にし続けてきました。

その結果、人から見る自分が、自分のすべての評価になりました。

だから、まわりの人みんなに評価されないといけなくなったんです。

だれかひとりでも、自分がだめと思われたら、だめな自分になってしまいますから。

でもね、人はそういうところをなんとなく無意識にキャッチしていて、あなたのことをちょっと接しにくいなって思うかもしれません。

なんだかずっと気を使われている感じで、窮屈になるのかもしれません。

本当の自分や本心を隠されているようにも思うかもしれません。

本来、自分と人との距離は常に一定ではないし、どの人とも同じ距離ということではありません。

ある人の自分と他の人との距離が違っていても、それは自分が嫌われているわけでも、否定されているわけでも、あなたの人としての存在に問題があるわけでもありません。

みんな一緒に平等に扱ってほしいという気持ちは、人との関係においての距離を固定しようとしがちになります。

そして仲良く親密な関係とは、常にどんなときでもこうあるべきだと思っているから、現実の人間関係でギャップが生まれるのだと思います。

どんなことでも言える人、気を使わないでいられる人、どんな自分でも受け入れてくれる人、そういう関係であっても、ひとりの人間として思いやったり、遠慮したりという、ある一線をちゃんと引けるようでなければ、信頼関係が生まれてきません。

人との距離の取り方は、まず自分が起点になります。

人の目から見た自分ではなく、自分の目から見た自分を作り上げてください。

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