ここ数年は毎年9月に必ず開催されているビッグイベント、Appleの新製品発表会の開催告知・招待状に関する噂がそろそろ出てくる8月末になりました。

2019年モデルの新しいiPhone 11(仮名)がまもなく発表される可能性が高いことは、さまざまなルートからリークされた情報や状況からも疑う余地は少ないところながら、ドコモユーザーの場合は今の時期にもう一つ気にしておくべき項目があります。

それは、2019年6月から提供開始されている新料金プラン体系「ギガホ/ギガライト」への切り替え・プラン変更時期についてです。

今はドコモでスマートフォンを買うとこんな「ドコモ新料金プラン誕生」なんていうパンフレットもついてきますが、もう皆さんは新料金プランへの切り替えは終わったでしょうか?

NTTドコモが公式に発表しているデータによれば、2019年7月23日(新プランの発表日から2ヶ月)の時点で3,750,000回線がギガホ・ギガライトプランに切り替えられたということです。

上記の公表からさらに一ヶ月が経過した2019年8月下旬時点では400万回線くらいは余裕で突破しているものと予想されます。

一方で、ドコモの旧プラン(カケホーダイ&パケあえる、カケホ/カケホーダイライトやデータパック・シェアパックなど)を維持しているというユーザーのほうが断然多くなっています。

旧プランの最後の契約が可能だった2019年5月31日を前に、「旧プランで契約・安くスマホを買うなら今のうち」と強くおすすめを当サイトでもしましたが、2019年5月末までに旧プランの駆け込み契約をしたユーザーはかなりの数にのぼり、”新料金プランに変える時期を先送り”した方も多くいらっしゃるでしょう。

ドコモの新料金プランは「最大4割の値下げ」を掲げてPRされていたように、確かに”料金プラン部分のみ”を比較すれば旧プランより多少安くなるケースが多いものの、2019年6月からスマホ本体に対する”購入補助”が打ち切られてしまったため、ドコモスマホ代の値上がりを招く結果となりました。

今でも「月々サポートや割引を使って5月までにスマホやケータイを買っておけば良かった」と後悔しているユーザーもいるかもしれませんが、残念ながらドコモで購入補助が今後復活する可能性は皆無に近く、むしろこれからさらに悪化することすら有り得ます。

携帯業界では2019年秋(おそらく10月1日)を目処にスマートフォン・携帯端末の販売時に一定期間の利用を前提とした値引きを禁止・制限する動きがあり、これが発動してしまうと今以上にスマホ料金・端末代金の利用者負担が大きくなるケースが考えられます。

この”国による割引制限”のルールが施行される2019年10月になる前に、ドコモユーザーは旧プランをそのまま維持すべきか・あるいは割引規制が強化される2019年9月30日までに機種変更をしておくべきか、選択をすべき一つの山場を迎えることになります。

提供開始記念「ギガホ割」の終了(→延長しました)

”9月30日まで”というプラン変更のタイミングに関わる損得の分かれ目に影響するキャンペーンとして、新料金プラン「ギガホ」の提供開始記念割引の「ギガホ割」の存在があります。

ギガホ割を適用することで、ドコモでは1ヶ月に30GB+30GB超過後もスマホ動画程度なら再生可能な1Mbpsの速度でずっと通信が出来るプランを月額5,980円~(最大6ヶ月、家族みんな割併用時)で利用することが可能となります。

・対象料金プランの月額基本使用料が日割り計算される場合には、「ギガホ割」の割引額も日割り計算となります。

・対象外料金プランへの変更、電話番号保管のお申込みなど、割引適用条件を満たさなくなった場合は、「ギガホ割」は廃止されます。

・月途中に割引が廃止された場合であっても、廃止月まで割引を適用します。ただし、月途中に割引対象外料金プランへ変更された場合等、当該月の基本使用料として割引対象外料金プランの料金が請求される場合には、その月のご利用料金に「ギガホ割」は適用されません。

・「ギガホ割」が廃止された場合、受付期間中であっても再度適用することはできません。

・「ギガホ割」「はじめてスマホ割」両方の条件を満たす場合、両割引が重畳適用となります。

・既に他の割引サービス、キャンペーンを適用中の場合など、「ギガホ割」を適用できない場合があります。

この”ギガホ割”は2019年5月22日(事前プラン変更予約受付日)から2019年9月30日までにプラン変更をした場合に適用されるため、ちょうど新型のiPhone11が発売直後~もしかしたら発売日に間に合わないケースもありえます。

上記の通り、ギガホ割を適用するための条件は”ギガホを契約/プラン変更をする”ことが条件であり、必ずしも機種変更・機種購入と同時でなくてもプランを変えると割引を使うことが可能です。

2019年モデルの新型iPhoneやGalaxy Note10, Pixel 4や更に登場するかもしれない2019年秋・冬~2020年春モデルを買いたい場合にも、先にプラン変更をしてギガホ割を適用しておくという手もあります。

2019年モデルのiPhoneがどのような人気になるのかはまだ判りませんが、過去のiPhoneでは予約受付開始日に手続きをしたのに実際に手に入ったのが1ヶ月後ということも普通にありました。2019年9月に新しいiPhoneが発表されても生産・入荷数が少なかった場合、iPhoneの機種変更と同時にプラン変更をしようと思った頃にはギガホ割が終わってしまっている・割引やキャンペーンが今より少なくなっている可能性も十分にあることを覚悟しておかなければなりません。

より詳しいギガホ割の適用条件は公式サイトを参照ください。

☆「ドコモ公式サイト:ギガホ割」/*期間は延長され、終了未定になりました

ギガホ割の適用・契約方法

旧プランから新しい料金プランには、ドコモのウェブ上の手続きサイト「My docomo」からいつでも変更することが可能です(ウェブで手続きが出来ない種別の変更、メンテナンス時を除く)。

あるいは、ドコモのウェブサイトで機種変更(機種購入)をする時に、ギガホを選ぶことで適用可能です。

*「その他の料金プラン」を選ぶと、旧プランのユーザーはそのまま古いスマホをプランを継続することも出来ます(現在FOMAプランは対象端末の提供が終わっているため維持できません)。

ギガホ割を無視してでも旧プランを維持すべき人も

2019年10月以降に新料金プラン・ギガホに変えると、ギガホ割が無くなることでさらにドコモのスマホ料金が値上がる(割安なキャンペーンを使えない)可能性があることは前述のとおりですが、そもそも新料金プランにまだ変えるべきではないユーザーもいます。

 

例えば、ドコモがかつて提供していた”端末購入サポート”を2018年冬~2019年5月31日までに利用したユーザーは、上記のイラストにある例のように購入から1年の規定利用期間を過ぎてから新プランに替えないと高額の割引解除料が請求されます。この条件に当てはまる既存ドコモユーザーはギガホ割の終了などに構わず、そのまま現行のプランを維持することをおすすめします(”お金はどうでもいいからギガホ”プランのほうが絶対に便利ですぐに替えたい”という希望でも無い限り)。

他にも、「シェアグループ」や「docomo with」割引を使って現在ドコモのスマホ料金を格安運用するテクニックを実施中の方も、まだプラン変更をしないほうが良い可能性があります(どちらも現在新規加入は受け付けられていません)。

ドコモの新料金プランではかつての「シェアグループ」という概念はなくなっており、家族で複数スマホ回線を使っている場合は旧プランのままのほうが一人あたりのスマホ代金を安く維持出来るケースがあります(利用できるサービス自体が異なるため、利便性を考慮するとまた話は変わります)。

旧プランと新プランのどちらが安くなるのかはケース・バイ・ケースであり、下記ドコモの公式サイトで簡単にシミュレーション計算が出来ます。

ギガホ割の提供終了は9月30日が予定されていますが、キャンペーン終了間近に焦って新プランに変更するのではなく、じっくりと新プランのメリット・プラン変更をした場合に生じるデメリットを把握してから行動することを推奨します。

2019年12月~ ギガホ割にアマゾンプライム特典が付いてくる

NTTドコモは2019年12月1日より、スマホプランでギガホを契約したユーザーに対して、アマゾンプライムの年会費1年分(4,900円)を無料にする新しいキャンペーンを発表しました。

この「Amazonプライムが1年ついてくる」特典は、すでにギガホを契約中のユーザーも新規ユーザーも対象となり、さらに期間限定でスタートアップキャンペーンとし、料金の安い「ギガライト」プランでも年会費を無料化(すでにプライム会員のユーザーは1年延長)が実施されます。

関連記事:[12/1~]ドコモ新料金プランでAmazonプライム1年無料 今ならギガライト/既存会員も対象-d払いポイントアップ特典まで!

このアマゾンプライム会員特典+d払いによるポイントアップ特典は、アマゾンを普段からよく使うユーザーにとってかなり強力な節約術になりますので、ギガホ割と合わせてプランを変更すべきかどうかよく検討してみてください。

[お得度アップ]ドコモ新プラン専用「ギガホ割」は使っておくべきか?iPhone11発売時期に注意

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