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つい先日発売した最新アケコン。買うか悩んでるうちに発売日を過ぎてしまい、過ぎてから買うのを決断しました。結果的には買って良かったなと。なんていうか既存のアケコンにはない機能盛りだくさんの業物でした。

「CYBER ・ アーケードスティック」の価格は9000円ちょっと。
一般的なアケコンが15000~30000円前後なのを考えるとかなり安いです。

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内容物は、アケコン本体、交換用テンプレート用紙3枚、保証書と分解手順書。
天板交換できるアケコンは少なからずあるのですが、交換用の分まで付けてくれるのはかなり嬉しいところです。自分で作るのが苦手な人や面倒な方にはありがたいですね。
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触ってみて、まず驚いたのが大きさと重量です。
相変わらず購入前にカタログスペックを見ない悪癖が治ってないせいで商品画像だけで大きさと重さを想像していましたが想像より遥かに小さくそして軽い。

外形寸法:約幅29.3cm×奥行き17.8cm×高さ5.5cm (突起部含まず)
本体重量:約1.2kg

純正Hitboxも小さくて軽いなんて言われてますがそれよりも一回り小さく、刃と比べたら1/3ぐらいです。今までも軽くて小さいアケコンはあったんですが、どれも安っぽさが前面に押し出されていたせいであまり使う気になれなかったのですが、これは初期天板のデザインが赤黒でカッコいいし、アクリルパネルのおかげでさわり心地も良しと、最高のコンパクトアケコンなのではと感動してます。
本当に絶妙な大きさです。これ以上小さくても大きくても文句を言ってたと思うんですが、必要最低限のラインを分かってるなと絶賛したくなるサイズです。
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小さすぎるおかげでA4サイズのクリアファイルより小さく天板全体が収まります。
ということは・・・
A4プリンターがあれば超簡単に交換用天板絵の用紙が作れる!
今まではA3プリンターが必要だったり切りあわせて作ったりする必要があり大変手間だっただけに、これが無くなったのはでかいです。
しかも、ちゃんと公式サイトでPDFテンプレートを配布してくれてるのでGIMPやフォトショで画像を重ねるだけで簡単に作れちゃいます。
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初期天板のボタン表記はSwitch基準です。一度でも他のアケコンを使っていた人は戸惑うことなくPS4で使っていけるでしょう。レトロフリークとPCにも対応してるので実質4機種対応です(OTGケーブルを使えばAndroidでも使えるので5機種といって良いかも)
PS4で使用する際は上部のホームボタンで押すだけで使えますが、Switchは事前に本体設定が必要なので忘れないようにやっておきましょう。
Switchでの接続手順
  • ※コントローラーを接続する前に、Switch本体のメニュー画面から[設定]→[コントローラーとセンサー]を選択し、「コントローラーの振動」と「Pro コントローラーの有線通信」をONにしてください。
  1. Switchのメニュー画面から[コントローラー]→[持ちかた/順番を変える]を選択します。

  2. 本製品のUSBケーブルをSwitchドックまたはSwitch/Switch Lite本体下部のUSB端子に接続します。
    ※Switch/ Switch Lite本体に接続する場合は『CYBER・USB A-TypeC変換コネクター(SWITCH用)』が必要です。

  3. 本製品のL+Rボタン(⑬+⑫)を押します。画面にUSBコントローラーが追加されたら使用可能です。

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さてさて買ったばかりですが、マニアとしてはやはり中身の仕様も気になるところなのでバラバラにしていきます。
後述しますが天板交換したいときは裏ネジを外す必要はありません。レバーやボタンをカスタムしたいときだけ、両面テープで止められてるゴム足を外してその下に隠れてる固定ネジをドライバーで取って底板を外します。
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結構しっかりしたボタンとレバーがついています。分解する前に軽くコンボ練習に使ってみましたが、三和には及ばぬものの、結構使いやすいレバーでした。ボタンは押し心地や反応は悪くないんですが、中の空洞が大きいせいか音がイマイチでしたね。ここは空洞スペースに詰め物をして改善できそうです。
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スイッチやガイドもしっかりしており、三和レバーに似た構造ですがファストン端子で接続されています。基板とは5pinハーネスから分岐されていて、GND3本がまた基板から伸びて繋がっていました。
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鉄板部分に固定されたネジとファストン端子を引っこ抜き初期レバーを外した後、5pinハーネスを基板から抜いて通常レバー用ハーネスに入れ替えれば三和換装できました。固定するためのネジ穴の位置も三和換装を見据えた意識なのかピッタリだったので問題なし。
(ただ動作テストすると上と下しか認識しないという謎の不具合が発生。私のハーネスが旧いせいで断線してるのかもしれないのでそのうち買い直してリトライします。)
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ボタンはBAORIAN?という謎のメーカーロゴ入り。(調べても出てこない)
ファストン端子で接続されているので、こちらは簡単に三和やセイミツボタンと交換できそうと思いきや、爪がメッチャかたいので外すときは結構チカラ要ります。
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三和ボタンに交換する際、ファストン端子はそのまま流用できるので使う分には問題なし。
ただし換装してしまうとこのアケコンの重要な機能が1つ潰れてしまうのです。
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初期ボタン以外にするとアクリル天板を取り外す際に引っかかってしまうというなんとも悲しい仕様が。
初期ボタンは外形がほんのわずかに小さくなっており天板を素通りしてくれるので天板カスタムする際に裏を開ける必要がなくて超簡単にできるメリットがあったんです。
このメリットを捨ててまでボタン換装をするべきかと悩みました。
ひとまず壊れるか気に入った天板絵が決まるまでは初期ボタンでいこうと結論。
天板絵交換しないのが確定したら三和にしようと。
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レバーボールのところも分解無しで素通りしてくるので、このお手軽カスタムのメリットは捨てがたいものがあります。今までこの手の天板絵の換装はボタンとレバーを全外し&戻しの作業があったせいで下手したら1時間かかってたのですが、これなら4隅の4個のネジを取るだけなので5分で済みます。ネジ作業除けば片手で30秒ですね(記事内動画参照)

お手軽カスタムのために結局レバーボールだけBrookの木製のに変えて、他は元に戻しました。

刃やパンテラばっかり触ってたせいで重量級アケコンに飽きが来てたのでしばらくは新鮮なこいつで遊んでみようと思います。
気が向いたらHitbox化してもいいかもしれないですね。
ティッシュ箱×2ぐらいの大きさなので、これが遠征の相棒になったら相当持ち運びが楽になるでしょうねー。

まとめると
・唯一無二のSwitch&PS4両対応アケコン(これは本当に凄い)
・小さく軽いのに安っぽさがない
・天板カスタムが超簡単(これも超凄い)
三和を100点とすると初期レバーと初期ボタンは70点で合格ライン
・価格が9000円ということ加味すれば充分にあり。
・三和やセイミツパーツへの換装にも対応

既存のアケコンにはない特徴が目白押しなだけに中々に楽しいアケコンでした。愛称を付けるとしたらサイガジェコンといったところでしょうか。

CYBER ・ アーケードスティック ( PS4 / SWITCH 用) - PS4 Switch
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楽天のほうが1000円ほど安いですが送料がかかるので、住んでる地域やポイント込みで考えると良さげです。