常世の浪寄する国 | ゆだぽんの♬虹色オーラ♬ブログ

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お寺や神社巡りで感じた事や、不思議な話・オーラについて…などなど書いています。

古代日本人が思い描いた
海の彼方にある不老不死の理想郷『常世』

「古事記」には
大国主神とともに国造りをした少名毘古那神が、国造りを終えたのちに常世の国に渡った

「日本書紀」には
神武天皇の兄である三毛入野命が、神武天皇の東征の途中に遭遇した暴風を鎮めるために常世郷へ行った

という話が出てきます。

そんな素晴らしき理想郷からの恩恵が打ち寄せる国とされたのが「伊勢国」

「伊勢国風土記」には、神武天皇の伊勢の国平定の話の中に、常世が登場します。

神武天皇(磐余彦尊)の命を受けた天日別命が伊勢国に入り、その土地の神である伊勢津彦に国土を譲ることを提案されます。伊勢津彦は最初は断りますが、天日別命の兵力を目にし帰服を誓い
「吾、今夜を以ちて、八風を起して海水を吹き、波浪に乗りて東に入らむ」
と言って、陸と海を照り輝かせて東方(信濃の国)に去っていきました。

とあり、この由縁により
「神風の伊勢の国、常世の浪寄する国」
と言われるようになったと伝わります。

さて、この「伊勢津彦」とはどのような神なのでしょう?

系譜としては

天照大御神
  ↓
天之菩卑能命
  ↓
建比良鳥命
  ↓
伊勢津彦神

つまり出雲国造・武蔵国造の祖である建比良鳥命の子とされます。

あらなんと、出雲系なんですね〜

建御名方神といい、出雲の神様は信濃がお好き⁉︎

神武天皇はこの先住の国神であった伊勢津彦の名を取って、国名を「伊勢」としました。




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