田中大ブログ

とある学校の教員の日々の雑感です。なお、このブログに記載されている内容のすべては一個人の意見であり、学校とは無関係です。

遠隔授業での試験

2020年07月01日 | 授業
今週から対面授業が全面的に始まりまして、学生も大多数は登校してきています。
遠隔授業にもせっかく慣れてきたところでしたが、対面授業ができることになり、これまでのパワーポイントを使ったものを継続するのか、それとも、従来通りの板書に戻すのか、ちょっと悩ましい所です。

遠隔授業自体にはかなり慣れて問題もほぼ無いようになりましたが、難しいのは定期試験になります。
定期試験の場合は、クラスの学生が同じ教室に同時期に集まり、そこで教員が不正がないように常駐しますので、学生も自分の頭の中にある情報だけで試験問題を解くことになります。

これが遠隔となりますと、今は学生間で情報を共有するツールが言ってしまえば何でもありの状況ですので、誰かが問題を解いたらそれが即座に学生間で共有されてしまい、何の試験をしているのか、ということになってしまいます。
これはかなり難しい問題で、もしも定期試験を遠隔で実施となると、教員の方もかなり頭を使わなければならないことになります。

先日も演習形式の授業をしたのですが、全く同じ答えが散見され、特に間違った答えをそのまま書き写しているということも多かったので、遠隔というのは難しいな、というのを実感したような感じです。

新型コロナのせいで、遠隔授業というツールが新たに増えたわけですが、遠隔試験となった場合にどうすればいいのか、これまた難しいですね。
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