田中大ブログ

とある学校の教員の日々の雑感です。なお、このブログに記載されている内容のすべては一個人の意見であり、学校とは無関係です。

久しぶりに論文

2019年04月16日 | 研究
今日はようやくちょっとだけ時間が空いたので、論文の方をちょっとだけ進めています。

論文の書き方は人それぞれだと思うのですが、結果が出そろった後については私の場合は次のような感じで進めます。

1.論文の図を準備
2.図をもとに、緒言、実験装置・方法、結果までの文章を書く。
3.図と書いた文章を読み直し、何回か訂正する。
4.記号表と参考文献を書く。
5.結言(Conclusions)を書く。
6.要約(Abstract)を書く。

結言と要約は、他人の論文の内容をざっと把握するために読むもので、この時点で興味が湧かなければ本文は読まず、「面白うそうかも」と感じれば論文を読むことになるため、結構大事な部分になります。

結言の方は、何をやったらどういう結果になった、ということを簡潔にまとめたものになりますが、要約の方は研究背景と目的、解決手段とその結果をまとめなければならず、要約を書く時には論文を何度か読み直して頭に入れ、そこから書いていく必要があるため、ある程度まとまった時間が必要になります。
(多分、できる研究者はパパっと書けるのかもしれませんが、私はなかなかそうはいきません。)

今回の論文、ようやく5番まではたどり着いたのですが、まだAbstractが書けていない状態で、この作業が残っています。
まとまった時間が取れれば何とか書いて、とりあえずの完成形にしたいですね。

ゴールデンウィーク前に何とか書き上げ、10連休の間にちょっと寝かせて、連休明けに最終チェックをして投稿、という運びにできればいいのですが。

色々と忙しくもありますが、自分が書いた論文を後から他人の目で読みながら修正するという作業は結構楽しくもありますので、何とか連休前にはアブストを書きあげたいです。
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2 コメント

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Unknown (とく匿)
2019-04-17 19:03:01
学術的な英語力(特に読解力)を身につけるために英語で書かれた論文を読み漁っているのですが、これは効果的でしょうか。
Unknown (田中大)
2019-04-18 11:48:11
とく匿 様

久留米高専の学生からのコメントでしょうか?
英語で書かれた論文の読み漁り、多分効果的だと思います。
何度も出てくるフレーズは覚えるとともに、自分でも使えるようになります。
また、論文を読み漁れば、その内、自分に大事な論文かそうでないのか、論文のキーポイントはどこかを判断できるようになります。

論文の読み漁りもいいですが、たまには質の高い論文をじっくりと読むのもおすすめです。
どの論文が質が高いかという見極めが少々難しいかもしれませんが、指導教員の先生がおられれば、紹介していただくのも可能だと思います。

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