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ジャンク債が売られだした (資本市場)

2020-09-26 | 今日の東京市場
皆様お世話になります。
先週に続きはソフトバンクの外債が売られ
クレジットが悪化しています。
0.3~0.4%程度金利が上昇、Tスプレッドが拡大しました。
円債(国内債)には動きがありませんでした。
外債と円債が分断化されました。



CDSの推移です。

株式市場
欧州市場はコロナ感染拡大が嫌気され株価の重石になっています。
銀行銘柄のCDSが拡大、AT1債が売られ利回りが上昇しています。
イタリアの銀行CDSが特に拡大していました、

欧州銀行のCDS推移です。

年初来の欧州銀行銘柄の株価推移(昨年末=100%)です。
スペインのサンタンデールやビルバオバスカヤ銀行の株価は昨年末比40%台です。
CDSはイタリアのウニクレディトやインテーザ・サンパオロがスペインのサンタンデール銀行やビルバオバスカヤを上回っています。
株価の水準を考慮するとCDSはまだまだ拡大しそうです。

日本市場

来週の権利落ち前に配当取りの買いが入り高配当銘柄を中心の堅調でした。
DCMホールディングの株価が史上高値を更新。CBの上場来高値158円まで買われました。158円で売ったのは私です。転換することも考えましたが株価が想定価格まで買われたので売却しました。
板はスカスカですが株価上昇にともない転換が一層進みそうです。CBは下方硬直性があるので投資を始めてする方に良い商品です。
ネックは東証上場銘柄のCBは12銘柄しかありません。80年代後半には1,000銘柄以上が取引されていました。
個人的にはこの市場が昔のように拡大すればよいと思います。CBには信用取引は出来ません。また、空売りもできません。ロングオンリーです。
先月久々の上場した大豊建設3回債の価格は既に110.45円です。募集価格は102.5円でしたのですでに7.95円上昇しています。額面100万円なので募集で買われた方は7.95万円儲かっていることになります。
企業が倒産しない限り新発債で購入された方のロスは額面100万円につき2.5万円です。下値は2.5万円、上値は青天井それがCBです。
昔はCBの発行価格は100円でした。それがいつのまにか証券会社の手数料2.5万円が乗せられるようになりました。証券会社にとっても美味しい商品です。
新興国の通貨建て社債売るよりCBの方が投資家にとってありがたい商品です。


その他の国
トルコが政策金利を8.25%から10.25%に引き上げました。
それでもインフレ率を下回っています。
もう一声!! 
外貨準備も減っているトルコ。
金利を引き上げての通貨防衛です。
ちょっと買い戻されましたがこの程度の利上げでは効果は薄いでしょう。




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