選挙と政治の分離   という立花党首の発明 | 加納有輝彦

選挙と政治の分離   という立花党首の発明

選挙と政治の分離   という発明
 
   ホリエモン、上杉隆氏、立花孝志党首は、選挙の看板として戦うが当選したあかつきには
次々と辞職し、比例下位の本来政治家になって欲しい人を繰り上げ当選させる。
 
衆議院選挙の比例ブロックは、順位をあらかじめ決めておかなければならない。
 
1位  ホリエモン、
2位  上杉隆
3位  立花孝志
4位  ホリエモンの秘書(本命だが無名)
 
ホリエモンの圧倒的知名度により、最低、一議席当選枠を獲得できる。
 
   まず、ホリエモンが衆院選議員になる。しばらくして辞職する。
次に上杉隆氏が繰り上げ当選する。
しばらくして辞職する。
次に立花党首が繰り上げ当選する。
しばらくして辞職する。
 
そして、本命のホリエモンの秘書が繰り上がり衆院選議員となるという仕組み。
 
   このプロセスを繰り返し行っていく。
 
このからくりを、選挙前にじっくり有権者にYouTubeで理解してもらうことによって、選挙後の「批判」を封じ込める。
 
「ホリエモンに投票したのに、すぐに辞めるとは何事か!けしからん!」と怒る人が出ないように事前に説明しておく。
 
有権者は、それを承知の上で、比例でN国に投票するというわけだ。
 
    比例選挙は特に「知名度が全て」という冷酷な現実に徹底的に向き合った結果の戦略、発明である。リアリティーの極致の判断であろう。
 
   無名戦士の墓を掘り続けてきた幸福実現党で戦ってきた私として、骨の髄までその「リアリティー」は認識している。
 
このリアリティーには、戦後日本に仕組まれた「日本悪しかれ」「日本弱体化計画」の一丁目一番地である「宗教を裏世界に封じ込める」戦略の凄まじいまでの破壊力を、幸福実現党の戦い(苦戦)の歴史に見ることができる。
 
さて、
   日本は、中身空洞化の伝統がある。
 
日本神道は鳥居を立てるのみ。
 
その空洞の中身を埋めたのが「仏教」であった。仏教は、最高の学問でもあった。
 
日本の選挙も、中身空洞化そのものであろう。
 
    知名度のみにより、とりあえず鳥居を建立する。
 
さて、中身をどうするか。
 
    立花党首が畢竟、中身に入れるべきものと想定しているもの、それはNHKのスクランブル化、既得権益に安住し、税金をたらふく食べて遊んでいる輩を一掃し、立法により、革命をなしていくこと、
 
そして究極的には、大川隆法総裁の政治哲学、政治思想に行き着く、収斂する、これが論理的帰結であろうと私は勝手に思っている。
 
   これは、幸福実現党が立花氏に頼るという意味では全然ない。
 
   中身空洞化の伝統のある日本が、かつて中身の中心に据えたものが仏教であったように
いま、日本の政治が中身空洞化の最終段階に来ている時、
   中身を求めたとき、現代日本日本にあって、大川隆法総裁の政治哲学、政治思想、それを立脚点とする幸福実現党の政策、
 
これより他にないことは、
 
明明白白の現実
 
  中身空洞化の日本の政治状況を逆手にとって、中身空洞の現実をとことん利用しているのが立花党首に見える。
 
   そして立花党首は、中身に入れるべきものを知っている・・・ように思うのである。
 
それが幸福実現党へのいくらかのシンパシーになっているように思える。
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