一リットルの涙の後・・・ | 加納有輝彦

一リットルの涙の後・・・

 6月より5カ月間にもわたり香港で若者を中心に抗議活動が行われ、時に若者は血を流し、公表されていないが多くの若者が「自死」扱いで命を落とした。(実際は他殺)

 いま、若者は「私は決して自殺しない!」と宣言している。

 このような状況下、私たちは、無力感と絶望感を共有し、せめてもの抵抗としてSNSでの拡散を微力ながら行ってきた。

 

 安全な場所に身を置き、正義漢ぶって、自分への気休め、自己満足と冷ややかな視線を向ける人もあろうが、香港の戦士からすれば、日本の無名戦士が心を痛めている事実は、いくらかでも慰めになるであろうと、これまた自己説得であろうがそう思ってきた。

 

 幸福実現党で政治活動をしてきた私は、私たちは、血を流すことはない。原則逮捕されることもない。香港の若者たちと比べれば甘ちゃんの戦いであったろう。

 それでも10年の戦いを経て、コミットしてきた度合いによるが、享受してきた「無力感」は、平均的日本人からすれば、格段に大きいものがあった。

 

 平和に豊かな生活を楽しむことが出来る日本にあって、好き好んでこのような「巨大な無力感」を感じる必要などこれっぽっちもない。

 

 それでも、やむにやまれぬ大和魂・・・そんな気持ちが確かにあった。

それは、現代日本にあって、漫画チックなほど純なものであった。この事は余人がなんといっても譲れない。

 

 釈量子党首においては、その無力感の集合想念を受ける立場、今夏の参院選後、党首は、「一リットルの涙を流した。」と吐露した。(名古屋にて)

 これは誇張ではなかろう。

 

 一リットルの涙の後、残ったものは・・・・

 

 本書に譲りたい。

 

 

 

 

 

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