ネット言論界斑(まだら)模様 ~百田尚樹氏の美学~ | 加納有輝彦

ネット言論界斑(まだら)模様 ~百田尚樹氏の美学~

思いが溢れ溢れして、長文御免。いつものことですが。

 

 天気曇天かつ波高し 世界の興廃この一戦にあり

 米大統領選、コロナ禍で大混乱の令和2年を締め括るのに相応しい混乱ぶりである。

なんのかんのいって、この乱調破調狂騒曲の指揮者は、やはりきんぴらごぼうだった事が透けて、いやはっきり見えてきた。なんと、米国のアナーキーな混乱の間隙を縫って、C国はTPPに参加する?というではないか。包囲網を無力化するというわけだ。すでにRCEPでは主導権を確保した。
 

アメリカのネット動画では、fed up with(うんざり)という言葉がしばしば聞かれるようになった。

 コロナ禍の感染が収まらない。

 全米を二分する勢いの大統領選の混乱

もう、うんざりというわけだ。私の妻も「今日の感染者は〇〇〇人」というお決まりのテレビ・ニュースにはうんざり、ニュースが始まりそうになるとチャンエルを即刻替える。笑。

 

 さて、日本のネット言論界、米大統領選に関しては、W氏の発信が、大きな影響力を持っている。多くの識者が、国会議員も含め、まずは米大統領選の行方に関しては、W氏の助言、見解を求める。過去、氏の予測は、正確に的中してきた。現在進行形の米大統領選の流れも、氏の予測の範囲内で推移している。

 ゆえに、これに関しては氏の右に出る者はいないとも言える立場を築いている。


 トランプ支持者のかすかな逆転劇の祈りも、W氏にかかったら身も蓋もない。

我々にしたら、救世主?に見えるジュリアーニ氏、シドニー・パウエル氏等トランプ弁護団も、W氏はばっさり切り捨てる。

 ~ジュリアーニらは法的に責任を問われない記者会見やSNSで虚偽も交えた強気の発言をしているだけです。

法廷でそれをすれば偽証罪に問われるので実際の提訴内容はショボい上に棄却されています。

依頼主の意向に合わせてパフォーマンスをする良くいるタイプの金で雇われる弁護士の振る舞いです。以上~

 

 あるいは、トランプを応援したいと企画された応援デモに関しても、
~日本では、トランプ再選デモは単なる日米分断工作です。論外。~とバッサリ。

 

W氏は繰り返し訴える。
~(トランプが逆転するとtweetしている)孫〇文とかいうC国の工作員に乗せられている人達へ。 C国人がこれから成立する米国の新政権への悪評判を日本で喧伝し、それに乗せられた日本の人々が日米離間工作に使われている ということ。自分がC国人に良いように誘導されていることに気がつくべきだ。トランプだろうがバイデンだろうが、日本人が米国政権を敵に回せば、必然的に米Cが接近するのだから、誰でも分かることだと思います。~

 

 つまり、W氏にいわせれば、我々が売電の不正を喧伝すればするほど、C国の術中に意図せずハマっている、利用されているということ。売電の就任がほぼほぼ確定している中、日米分断工作、必然的に米C接近工作に加担しているということ。

 

 近未来の政治状況を予測する時、祈り、希望、不正義への憤りは、不純物として排除する、そこまで冷酷にならないと正確に予測することは出来ないというわけだ。

 実際、今回の大統領選、多くの識者が、トランプ大統領の地滑り的勝利を予測していた。そんな中、W氏は違った。苦戦を強いられる可能性を示唆していた。とにかく予測が正確なのである。幸福の科学では、残念ながら「馬型サイボーグ」の予測が的中した。
  農家にとって、天気予報は正確さが命。晴れて欲しいという期待はあるが、期待で天気予報を報じてもらっては損害を被る。この文脈で、投資家、現実の政治に携わる政治家等にとって、W氏の正確な未来予測は価値が高い。


 というわけで、多くの著名なネット言論人が、W氏の発信をチェックしている。

当初、熱烈なトランプ応援団の、常粘氏、剣戸氏、数屋氏等が、W氏の冷酷な現実的視点に影響され?徐々に熱い、それこそトランプ愛という情念がトーンダウンしていった。

 彼ら、曰く

 我々とて、トランプに勝ってほしいが、結果が覆ることは困難。あまり不確かな情報で、トランプの逆転を煽ることは不適当。冷静になる必要がある。このようなトーンで、トランプ弁護団、応援団等が主張する「正義は勝つ」「不正は許さない」という熱いものへの共感が薄れていったかのような印象を受けた。

 そんな中、彼らを裏切り者というネトウヨも現れた。笑。

 

 私の個人的感想としては、彼らが、トーンダウン、冷静になろうと「変節?変化?」したのは、現実が、W氏の正確な分析の通り推移してきて、逆転がもはや困難な状況になってきた事、そして熱いトランプ愛により、不確かな情報に乗って煽って煽ってして後で恥をかきたくない、プロとして汚点を残したくないという「自己保存」の気持ちが働いたのではないかと、そんな印象を持った。

 そんな中、

百田尚樹氏は違った。一人、怪気炎を上げている。

~私はトランプ大統領、ジュリアーニ弁護士、パウエル弁護士、ウッド弁護士を信じている。

アメリカの民主主義を信じている。

正義は勝つと信じている。

トランプ大統領らが敗北宣言をする日まで、彼らを信じて応援する。

バカと言われてもかまわない。~

 「バカと言われてもかまわない。」は、明らかにW氏を意識している。
こんな百田氏に
~今までトランプに期待していた著名人がトーンダウンする中、百田さんだけは言い続けてくれる。 あなたがいなければ諦めていた人はたくさんいると思います。 正義を信じ続けたいと思います。~
 このように「正義が勝つことを信じる」という多くの賛同が寄せられている。
 また、「百田さんだけはないよ。ここにも正義の勝利を信じて戦っている人がいるよ」と及川幸久氏の動画を紹介している方もいる。きっと、百田氏も及川氏のチャンネルは見ておられるでしょう。

 百田氏の「バカにされようが正義が勝つと最後まで信じる」とドン・キホーテをあえて演じておられるのは、氏の深い教養から愛国心から来ていると思う。
 かつて日本人が、西欧列強の非人間的植民地支配から、被差別階級の有色人種を救おうと立ちあがり、世界に先駆けて「人種平等」を訴え、世界でただ一人、強欲なグローバリズムと戦った日本人。そして、彼らの正義が破れ、戦争犯罪人の汚名を着せられた。
 その無念に、先人の無念に涙するのが百田氏である。

 実際、歴史を語り涙する氏を私は見ている。その涙を私は信頼した。

 主要メディアを敵に回し、グローバリズムと戦っているトランプ大統領の無念は、かつてグローバリズムと戦って無念の涙を流した日本人と重なるのではないか。

 私的には、もっと誇大妄想すれば、それこそ阿保と言われるでしょうが、

十字架に処せられるイエスを想起し、
敗北していくイエスを見たイエスの弟子たちが、「わたしは彼を知らない」といった。

 そう、おのれのその後の評判を考慮して、正義は勝つ!という看板を下げてトーンダウンしていった言論人は、「イエスを知らない」といった弟子と同じではないか。

 それに抗って「イエスを最後まで信じる」といっているのが、百田氏ではないか。

まあ、自分で書いていて、ちょっとこれはないだろうと思いつつ、書かずにはおれなかった。笑。

 信仰、希望、正義を捨象しなければ、正確な地上の予測はできない。
 信仰、希望、正義を考慮すると、未来予測は外れる。
誰が地上世界を支配しているのか。地上は、神が介入できない人間さまの治外法権の地ではある。

果たしてそうだろうか。

 農家にとって、天気予報は正確さが最優先。明日は晴れにする!って外してもらっては困る。
プロとして、一切の希望的観測を排除して冷酷に未来予測をする立場は分かる。

 

かといって、愛国心の発露として、信仰の発露として正義は勝つ!という人々を、予測が外れるからと言って、バカにするのは、あくまの所業。

 百田尚樹氏の美学を見るのである。
 同時に、反グローバリズムの立場から1㎜たりともブレない及川幸久氏のチャンネルが日本有数の存在になってきたことに「光」を見る。
 

※     お願い。コメントを頂戴するのは嬉しいですが、W氏を実名で引用されることはご遠慮願います。よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

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