みんなの党(と山本太郎)の支持層に関する興味深い一資料

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みんなの党というものが語られる際、党をどういう人が支持していたのかというのは、なかなか決まったものがないように思います。

その後の所属議員の散らばり方もバラバラですし、回答の原因となった論争も、党の色がよくわからないことが要因の一つだったようにも思いますし、一部の所属議員の方が当時「各々が、これがみんなの党っぽいよね、と考えることで等の方針を決めてる」と「みんなの党っぽさ」というぼんやりとした概念で色々と決めていたことを述べています。

そこをきっちりとしようと綱領を作ると渡辺喜美氏が言い出したのが江田派の粛清等々行われていた時期というのは、まさに粛清の材料としてしか、綱領などできっちりと方針を決めることに積極的でなかった証明だと思います。

そんなことを考えて、じゃあみんなの党の当時の支持層ってどういうものだったんだろう、ということを知りたくなりました。

そういうことをどう調べたらいいのか、と考えたときに、最近の選挙の開票速報で各党の支持層がどの候補者に何%投票していたのかという図がよく出てきていたり、情勢調査で各党支持層がどういう動きをしているのかを書いているのを見て、みんなの党存在当時の新聞等の情勢報道を集めることで、外見が見えてくるのではないかと思いました。

ただ、思ったところで、過去の新聞を調べるには、図書館に行く等々で有料データベースに当たらないといけないので、そこまでする気力はないな、と思っていたんですが。先日、他の調べものをしている際に、2013年の参院選、東京都選挙区の朝日新聞情勢調査の記事が載っているNAVERまとめを見つけました。(この載せ方は違法だとは思いますが)

山本太郎が参院選情勢調査で3番手に浮上!東京選挙区 - NAVER まとめ
2013年7月19日の朝日新聞が報じた参院選の終盤情勢調査によれば、山本太郎候補は東京選挙区で混戦の中3番手に浮上した模様。

この2013年の参院選というのは、私が桐島ローランド氏に投票した選挙ではあるのですが、明らかな候補者の実力不足の中で戦っている選挙であったり、候補者選定などや日本維新との関係の問題で明らかに内部分裂が報じられるような選挙だったので、支持層を固めきることすらできない無残な結果でした。

そういう状況で行われた選挙での情勢調査で、私が興味深いと思ったのは、朝日新聞が明確にみんなの党の支持層を確保したと語っている候補者が、現れいわ新選組の山本太郎氏と現立憲民主党の大河原雅子氏であるということです。

当時の選挙の大きなイシューは原発で、より脱原発色の強い候補に票が流れたと見ることもできますが、当時の党を見ていた人間として思うのは、この当時みんなの党は「自民党渡辺派VS維新を巻き込んだ野党再編」という路線論争の真っ最中で、江田憲司氏が橋下徹氏や松井一郎氏と会いだすは、そこに対抗して渡辺喜美氏が橋下徹氏の米軍風俗活用発言を批判して維新との関係断絶を決める一方で、その点に関して橋下徹氏なんかよりも醜いことを言いそうな石原慎太郎氏に接近するというとてもどうしようもない状態にあったので、そういう事態に対しての態度表明としての意味合いもありそうに見えるんですよね。

他の選挙区の情勢だったり、他の新聞の調査だったり、他の選挙の話だったり、当時の情勢だったりと合わせないと正確なことは言えないように思うのですが、この東京都選挙区の情報は面白いと思いました。

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