音楽とアートと詩と……。　いつか見た懐かしい世界へ

残暑、 お見舞い申し上げます。 空野くらし

今年の夏はコロナ禍に熱中症対策と二重苦の毎日ですが
いかがお過ごしですか？ また、お立ち寄りいただき
コメントやエールをお寄せいただいた皆様、ありがとうございます。
昔話をひとつさせてください。

先日、帰宅後に手を洗っていて、ふと思い出した事があります。
それは私が小学校に入学したばかりの事です。
当時、私は鼻垂れ小僧で（ 昔は多かったんです。）図体ばかり大きな、
余り、衛生観念が発達していたとは言えないような小学生でした。
給食の時間になると先生から「 ハイ皆さん順番に手を洗って来てください。」と促されます。
いくつか並んだ水道の前に列になり、自分の番になると女子たちはおもむろに
小物入れから小さなシールのようなものを取り出し、水道で濡らして手に付けているではありませんか？
気になった私は「それなーに？」と聞きます。
すると女子は答えます。「 紙石鹸だよ。」「 へー知らない（汗）」と私。
全女子が持っていた訳ではありませんが、何人かの女子は思い思いの入れ物に
「 紙石鹸 」を大事そうに入れて給食の前の手洗い時に使っていたのです。

ここからは現代の話ですが（ 決してお店の宣伝ではありません。）
先日、何気なく覗いた無印良品の店舗に
ナント、今お話した「 紙石鹸 」が陳列され販売していたのです。
時代は繰り返すのですね。