求人票と実態が違う!ブラックだ!と訴える前にしてほしいこと

求人票には募集に関する様々な情報が書かれていますが、求人票と実際の勤務の実態が違うことは医療事務の求人ではよくあります。

どの個所にどの程度の「違い」があるかは今後の判断にも関わってきますので、いくつかのケースをあげ対応策を考えていきたいと思います。

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求人票の条件と実態が異なることへの私の考え

この問題への私の考えは「多少の違いは許容すべき」です。「多少の」であって「全ての」ではないので、ブラックなクリニックを奨励しているわけではありません。

ただ、最近は少し「言い過ぎ」なスタッフが増えている傾向にあるのもまた事実です。

なんでも「違法」でくくってしまうのも問題だと思う

最近は労働に関する法律の情報が広く出回っているからか、「求人票の条件とちがう」「これはブラックではないか」などの声が挙げやすくなっています。

不正があった場合は正当な訴えと権利を主張することを否定はしませんが、少しインターネットで検索した程度のにわか知識で声高らかに正義を訴えるのもいかがなものかと思います。

どちらに傾きすぎてもお互いにとって良いことが起こらないからです。

どの程度の違いなら許容すべきか

私は、求人票と実態の違いを「どこまで許容できるかを考える」ことが重要だと考えています。

例えば給料の金額や年間休日が異なるなど、「数値化」できる要素が大きく異なっているのは論外ですが、多少の違いは許容すべきではないでしょうか。

少なくとも法律をたてにとり院長先生や管理職の方をゆするようなマネをしてはいけません。

実際にブラックだなんだとインターネットの掲示板に書き込んだり、他のスタッフに吹聴したりするケースがありました。

 

求人票通りの項目と違う項目

求人票と明らかに違う項目があるとき、はじめにするべきは全体をみて考えることです。すぐに「ブラックだ」と騒ぐのはお勧めしません。

例えば

「帰宅時間はや残業時間は求人票通りだが、仕事内容の幅が求人票より広い」

「仕事の内容は求人票通りでだが、『風通しが良い』とはいえない」

のように、求人票通りであることと、そうではない部分があることはないでしょうか。

 

「仕事の内容」や「風通し」などの「人間関係」に関わる部分は、全てを記載できなかったり、解釈の違いがあったりすることがあるので、虚偽記載を立証するのは難しいこともありますが、違うことを訴えるより、前向きに相談してみることをお勧めします。

給料が違う場合は?

求人票で一番シビアなのは給料に関する部分です。

異なっていれば、求人票のコピーを提示しながらまずは院長先生や管理職の方に確認するのがセオリーです。実態が異なっていたとしても、この順序は守りましょう。

 

また、中には「当院の規定による」という一文があり、最初の年は手当や賞与が満額出ず、給料が求人票の通りになるまでに1年程度かかることもあります。

院内規定を先に説明していない場合はクリニック側のミスに該当しますが、私としては穏便に済ますことができるレベルの話ではないかと思います。

 

明らかに異なる場合は証拠を押さえる必要があるので、下記の記事をご参照ください。

キャリアを第一に考えよう

私の見解ですが、求人票との違いを見つけ「ブラック企業」だと吹聴するスタッフの多くはあらさがしをしているだけです。

給与・残業・休日日数などの最重要かつ数値化できる部分が明らかに求人票と異なっている場合は除きますが、全体を見渡した時に該当する「違い」についてはある程度許容するべきではないでしょうか。

大切なのはキャリア

なぜあまり「騒ぐな」と言っているかというと、騒いでも得が少ないからです。

あまり知られていませんが、労働問題で訴えるのはかなりの労力と時間を必要とし、今後のキャリアにも傷を付けます。少なくとも「前職を訴えている」もしくは「過去訴えた経験がある」経歴を持っている方を採用したいと思うクリニックはほぼありません。

 

たとえ貴方が正しかったとしてもそういう目で見られてしまいますし、そういった経歴があっても採用するクリニックの多くは慢性的に人手不足。つまりブラックなクリニックの沼から抜けられなくなってしまうのです。

そんな状態になるのなら、「医療事務のキャリアを積む」と割り切り、数年後転職した方がお互いにとって有益です。

転職の際は今までの経験を生かしてブラックではないクリニックへ転職しましょう。

「ブラッククリニックを許せ」と言っているわけではありませんが、法的な手続きをとるのは大きなリスクがあるので、最終手段とされることをお勧めします。

特に未経験で医療事務になった人は要注意

医療事務の未経験採用は門戸が狭いため、なかなか採用を受けられない中で、何とか合格したクリニックの求人票の内容と実態が違う状況の方が実は多かったりします。

本来は求人票通りであることが望ましいですが、実態が理想通りになるにはまだまだ時間がかかる業界でもあります。

また、マーケティング的な視点で恐縮ですが、「医療事務経験なし」のレベルでは、そのようなクリニックにしか内定をいただけなかったともいえます。

 

それなら、妥協できるレベルであれば、働きながらキャリアを積み、次の転職をより良い環境で働けるように頑張ってみるというのも1つの手ではないでしょうか。

そうやって我慢しているうちに居心地が良くなったり、大きな裁量与えられて新たな職業観が生まれたりすれば最高ですが、

そうでなかったとしても、一人前になってから給与交渉や労働環境の改善を院長先生に相談し、それでも改善の余地がなければほかのクリニックや病院へ転職するという方法が良いのではないでしょうか

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