コロナ後の「生ハム会」は、イベリコベジョータか！？

「生ハムの会、やりたいですね」

という声が、最近チラホラ聞こえてくる。

本来であれば５月か６月にやる予定だった。

しかし、コロナでやれる雰囲気ではないが、夏が終わればやれるのかなぁ。。

そう思っていたら、２０年来のつき合いのＫ先輩から電話があった。

「ブログ読んでるよ。株ネタは参考になるし、、面白いよ。

　あとさぁ、生ハムの会は『ベジョータ』にしなよ」

ちなみに、ベジョータというのは、生ハムの最高峰。

スペイン原産のイベリコ豚は、スペイン政府によって厳しく管理されている。

基準は「放牧によって育ったか」「何を食べて育ったか」である。

ベジョータとして認められるのは、樫の木の森で１ヘクタールあたり２頭まで

の放牧によって育ち、かつ自然のどんぐりを食べて育った豚だけなのだ。

「ベジョータ？もしかしてイベリコ（豚）の高いやつですか？

　どんぐりだけ食べてるやつ？」

「うん、うん。ベジョータは美味いぞぉ～」

「そんなですか！？でも、高くてとても無理ですよ」

「そんなことないよ。知り合いが輸入しているから紹介してやるよ」

というわけで、久しぶりに飲むことになった。

さて、この人だが、とりあえず先輩と書いてみたが、説明が難しい。

そもそものつき合いは、最初に起業した教育業（塾、家庭教師派遣）で、

プロ家庭教師として仕事をしていただいたことに始まる。

プロ家庭教師でありながら、ミュージシャン、テニスコーチ、投資家と

別の顔があり、何が本業なのか分からないのだ。

趣味も多彩で、僕が知っているだけでもワイン、グルメ、フィギュアは

オタクを超えて専門家レベルで、他にもいろいろとあるっぽい。

知り合った当時、僕は２０代半ば、Ｋ先生は３０代半ば。

「先生は、結婚はなさっているのですか？」

「してないよ。俺、家庭に憧れがないから。。」

それから２５年ほど経つが、いまだ独身。

今後も結婚することはないだろう。

今回、久しぶりに会ったが、相変わらずカッコいい。

長身でロン毛の雰囲気は〝トヨエツ″。

「オレはさあ、ＤＮＡでモテるから。。」

還暦を超えてそんなことを言うわけだが、納得してしまう。

エリート家庭に育ち、小学校から私立、中高は御三家でありながら

大学は、、、。（先生、ごめんなさい。笑）

定職に就くことはなく、自由に生きている。

散財しているはずだが、それでいて、金に困らない。

「世の中には、こんな人もいるんだなあ」

とにかく不思議な人なのだ。

さて、ベジョータだが、メチャメチャ美味い。

「これを食べたら、他の食えねーだろ」

うーん、確かに、、、全然違う。

しかし、、これで生ハムの買いをやるのは、、。

現実的じゃない。