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3つのステップで、傾聴の基本を身につけることができます。
相手の話を十分聴くことができているかの判断基準は、
相手が自ら深い話をしてくれるようになることです。
傾聴しているときは、相手とあなたの話の割合は
1対9～3対7になります。
この割合を意識して、話を聴きましょう。
★ステップ１(受動的な傾聴）
心に耳を傾けるという傾聴の基本を学びます。
相手のために聴き続けます。相手の話を受け止めながら、聴き続けることは集中力とエネルギーが必要です。
自分の考えが頭をよぎりますが、じっと我慢。忍耐も必要です。
★傾聴のポイント
■間や沈黙を大切に
間や沈黙は相手が自己対話している大切な時間なので、
相手が話し出すまでじっと待つ
■気持ちを汲み取りながら聴く
表情や姿勢、ジェスチャー、呼吸、雰囲気には相手の心理状態が反映されているため、相手の様子を観察しながら聴く
■相手が話しやすい雰囲気を作る
頷き、相づち、アイコンタクトで反応を返しながら聴くことで
心を開いてくれる。そのことにより、より深い話ができる
★ステップ2(反映的傾聴）
鏡のように相手に反応を返しながら聴くことで、相手はより深く自己対話でき、より深く心を開きやすくなる
★確認するプロセス
■相手の感情を返す
①相手の使ったことばで返す
②相手の言葉から、自分が理解したことを伝える
②に関しては、あなたが間違って理解したことでも、相手が訂正しながら話してくれるので、さらに相手を深く理解できる
■ 時々相手が感じていることを要約して伝える
★よく聴き、よく理解し、深く共感する
相手が感じていることを自分事のように聴き、気持ちを汲み取る。相手がどんな状態で、何を感じて何に困っているのかなど心の内側に目を向けること。
★ミラーリング（表情、姿勢、ジェスチャーを合わせる）
無意識レベルでは、あなたの表情、姿勢、ジェスチャーなどを見て、相手はあなたの感じていることを感じ取り、自分の状態を知ることができる。あなたが深く共感すればするほど、より深い自己対話をすることができる。
★ステップ3(積極的傾聴）
積極的に相手との関係性を高めるために、相手がより話しやすい状態を作るために
■ 話のスピード、リズム、テンポ
■声の大きさ、抑揚、高低、強弱
■呼吸
■間
■使う言葉
★相手がより話しやすくなるような言葉を使う
■もっと詳しく聞かせてください(詳しく教えてください）
■それはどういうことですか？
このような言葉をかけることは、「話してもいいんですよ」という許可になり、相手を肯定する行為になり、コミュニケーションが円滑になり、話しを具体的にし、深く掘り下げることができるため、相手をより深く知ることができる。傾聴の効果を短時間で格段に高めることができる
次回は、傾聴の準備、傾聴するための心構え4つのポイントをご紹介します。
これらの方法は、カウンセラーでなくても、家族や職場、友人関係においても使える技術です。結果が出るようになると楽しくなってきます。
ちょっと頭の隅においておくだけで、とっても豊かで楽しいコミュニケーションがを築くことができます。
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