時間が積み重ねてきたもの | 言葉と音で綴る 素敵LIFEダイアリー from 神戸

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言葉や音に思いをのせて。
心を、毎日を豊かに。

これまでピアノから学んできたことや、日々の気づきなどを綴っています。

久々の晴天。


バタバタしながら家を出て、
駅前まで来て、
自宅に財布を忘れてきていることに
気付く。


バスの運転手さんに
事情を話し、謝罪、
やさしく許してくださる。


実家に連絡し、
財布を届けてもらう。


そこでも衝撃事実。


朝、炊いてきたお米。
炊飯器に水を入れ忘れて
生炊きになっていたという。


何をやってるんだろう。
しっかりしなきゃ!


山陽電車に乗るも、
勘違いで一つ前の駅で
降りてしまった。


かといって、
歩いて現地まで行く気力もない。


駅に戻って、
電車が来るのを待つ。


ゆっくりと時間が流れる。


なかなか電車が来ない。


でも、こんな時間が
今の自分には必要だったのではないか。


思うと、3月からここまで、
激動だった。


余りにも環境の変化が
激しく、


気持ちが全く追いついて
いっていなかった。


何もしていないのに、
涙が流れてしまう。
心が壊れてしまったかのようだった。


しばらく、そんな日が続いた。


気持ちが立ち直れていない状態で、
更に負担が増えた仕事。


でも、もう、
これまで時には
愚痴まで聞いてくださった、
尊敬していた上司は、いない。


存在が余りにも偉大すぎた。
どれだけ助けていただいていたのだろう。


この先、
立ち直ることができるのかと
思われるような失望感に苛まれた。


悲鳴をあげる心に鞭打ち、
一年で一番ヘビーな時期を
乗り切らなければならない。


時間の流れは、
容赦なかった。
  

これでもかと、
次々に試練が降りかかる。
どうしてと、めげそうになる。


ふと、仕事用の手帳を開く。


ここ4年分のメモが挟まっている。


仕事の進め方や考え方など、
上司からのアドバイスをメモしたものが、
たくさん残っていた。


残っていた、というよりは、
残している、という方が正しい。


メモを見返す。


ここで立ち止まっている場合ではない、
とにかくやらなきゃと、


自分を奮い立たせ、
4月を乗り切った。


その間、冷静な部分もあった。


自分の限界を知った。


自分の本心を知った。


もう、自分の心に
嘘はつきたくない、いや、
もう、つけないと思った。


良いことも、
楽しいことも、
辛いことも、
悲しいことも、
苦しいことも、


すべて必然の出来事として
起こっているのだとしたら。


それらをどう解釈して捉え、
次にどうつなげていけばいいのか。



令和、英訳すると、
Beautiful Harmonyという
美しい元号に代わった今、


これから、
どう生きていきたいか。
どう生きていくのか。


考え直すときが来ていると
感じている。