ときどき途中下車

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「スカーレット」がおもしろい

2020-02-17 21:41:52 | 雑文
NHKの朝ドラ「スカーレット」がおもしろい。
この五か月、ほぼ欠かさず鑑賞、
丁寧な番組作りを感じている。

これを支えているのは、脚本と演じる人々の、
高い力量だが、
目立たないところで、語り手の力量が、
抜群では、と思うのだ。

脚本には、俳優さんのセリフと、
語り手のナレーションがならぶ。
語り手とは、画面に顔を出さず、俳優さんたちの
演技を、陰で支える、ストーリーテラーだ。

多分だが、俳優が登場するシーンの編集後、
BGMと共に、ナレーションの録音の段取りで、
番組制作は進むのだろう。

つまり、番組作りの締めくくりに登場するのが語り手。
俳優さんの、セリフを含む全演技を、
邪魔することなく、生かしながら、
物語を進めていくのが、語り手の役割だ。

俳優たちの微妙な演技、その綾を、
際立たせつつ、ナレーションで繋げていく。

スカーレットの語り手は、NHKアナウンサーの
中條誠子さんだ。

何を読むか、読まないかは、
脚本家やディレクターと相談しながらだろうが、
言葉の選び方、間合い、心の声と、
中條さんの語りに、見事な力量を感じている。

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