久しぶりの照明メンテナンス!! 近藤昭作 ヤマギワ | CW cotton / 古美術LOFTインテリアのブログ

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久しぶりの投稿に久しぶりのメンテナンス風景!!

 

まだ、それでも照明ぐらいなら
いいんだけど、いろんな意味で
職人もいなく、居たとしても今時に
職人さんも忙しいから、我々が
直してほしいようなものは
なかなか直すのが
大変なんですよね!!

 

今時の「買う→使う→捨てる」と言う
物事からすれば、逆行して
いるようなことですから、当然と言えば
当然ですね。

 

でも、この近藤昭作と言う方が作られ
ヤマギワさんから40年~50年前ぐらい
から販売されていたもので、九州の
真竹を厳選し使い作られた照明で
それも竹の表皮の部分を内側にし
照明の光の反射を考えたのだと思われます。

その分表側は、竹の割肌だけにささくれ易く
表皮のようにツルツルでないだけに
埃もつもり易いのですが、そこは材料の
選定と仕上げが良いので、イメージしてるほど
汚れにくいんですよね。

 

竹の表皮と言うのは日焼けや色が付かない
性質で、逆に割肌は日焼けや使用による
表面の色の変化があり、今回の照明の
新品の頃からと思うと、外側の竹の部分は
随分と経年による色の変化なども
あり、いい色に仕上がって来ていますね。
骨董の竹籠や花籠のように、使えば使うほど
飴色に仕上がってくると思いますね。

 

近藤昭作氏はこの経年による色の変化まで
も考えられた作りだと思いますね。

 

この作りは竹と言う素材を知り尽くしている
近藤昭作ならでは仕事だと思いますね。