2019年4月16日 午前11時38分

我が家の末っ子猫
ピースくんが亡くなりました。



10歳1ヶ月でした。



日に日に弱って行くピースくん。
今月の始めに、あと数日かも…
と、言われたけど

その週を乗り切り

次の週も
「本当に頑張ってると思うけど、
でも、もう体は限界が来てる。
本当に、今週だと思うから覚悟しといて」
と、先生に言われたけど

その週も乗り切りました。



肥大型心筋症と白血病
2つの治らない病気に襲われたピースくん。

脱水症状もあるけど、点滴すら心臓に負担が掛かり
病状が悪化する恐れがあるとの事で
出来る事は、投薬治療のみでした。

でも、薬を飲ませる時もかなり抵抗するようになり

「もう嫌がるようなら、やめようか」

と、先生にも言われたし

私も旦那も、嫌がる事はもうしないでおこう

と、話し合い投薬もやめました。


私は、嫌がるピースくんに
薬を飲ませてたせいか、
しばらく私を避ける日も続きました。


ピースくんの為にやってると思ってた事が
全然、ピースくんの為ではなかったんだと
気付きました。



ご飯も1日何回も試みて
食べる時は食べれるだけ与えて
食べたくないとそっぽを向く時は
無理強いせず、潔く諦める。


生きてて欲しいから
ちょっとでも食べて欲しいけど

無理強いすることは、
ピースくんの最大限の負担だった。


嫌がる事をやめてから、また
寄って来て甘えてくるようになったピースくん。
フラフラでもベッドに登って、
私のそばで寝てくれました。




そして…
最後の夜…

ピースくん寝ませんでした。


何となくだけど、私も
今日が最後なんだろうな、と思い
寝る事が出来ず朝まで、ずっと
話し掛けたり、名前を呼んで
撫でてました。


外では新聞配達のバイクの音がし始め

そのうち、カーテンの隙間から
明かりが差し込む頃
雀の鳴き声もして来て


きっと、これがピースくんと
迎える最後の朝なんだろうな…
と、ただただ漠然と考えました。



居なくならないで欲しいけど

もう、楽にもなって欲しい…




あの日、あの場所で出会った小さな子猫



家族に迎え入れるつもりはなかったけど

何回も付いて来て

その度に、何回も離れた場所に連れて行き

それでも、またヨチヨチと小走りで付いて来て
私の足に寄り添う子猫

こんなに、しつこい子猫は初めてでした。



車に轢かれそうになりながらも
付いてくる姿を見て、私が根負けした。




それから10年
もっともっと一緒に居れると思ったのにね
ピースくんと過ごす時間は
思っていた以上に短かったです。


でも、出会えてよかった。


子どもが一人増えたような
大変なわんぱくな子猫だったけど、
娘と息子にもいつも寄り添ってくれてた子でした。




娘は、その日 泣いて泣いて
塾には行けず…

次の日 火葬の時も、泣きじゃくっていたけど

最後のお骨上げまでしっかりやり遂げました。




リヴさんの時は、その死が受け入れられず
最後のお別れをしなかった娘。

それをずっと後悔していたようで、
今回は最後までやり遂げてくれたみたい。





ピースくんは、もうどこにもいないけど
みんなの心の中ではしっかり生きて行くんだと思う。



寂しいけど、悲しいけど
ホッともしています。



夜 寝ても何回も起きちゃうし

仕事に行っても、昼休みは
昼食も昼寝も抜いて家に帰って来て
ピースくんのお世話して…

本当に、心配で不安な毎日だったけど

もう、ラクになったんだと思うとね

ホッとする。







リヴさんに会えてますように…。


ピースくん、本当に本当にありがとう。