不本意な過去は、誰でも持っています。
大好きな彼に
裏切られてしまったことがある。
だから今も男性を信じられない。
自分が話し始めた途端、
『シーン…』となってしまったことがある。
だからコミュニケーションをとることが怖い。
自信を持っていたことを
ちょっとバカにされたことがある。
だから今は自分のことは決して自ら話さない。
「トラウマがあるから出来ない」
「トラウマがあって怖い」
というのは、
こういった過去の出来事が心に残っていて
また同じ現象が起こるのではないかと
恐れ、自分を守る心理から来ています。
過去のトラウマを持っていると、
今を過ごしていてもふとした時に
意見を飲み込んでしまったり、
頼りたい時に頼れなかったり、
急に不安になったり、
自分に自信を持てなかったり…
と、ネガティブな思考に傾きがちです。
そして
「そんな自分を変えたい！」
と思っても、
なかなか過去の痛みが消えない
というお声も多いです。
でも、大丈夫＾＾
トラウマを乗り越えることはできるから＾＾
人には
トラウマから逃げるのではなく、
過去の出来事を越えて
変容を起こしていく強さ
が備わっています。
なかなか消せない過去のトラウマ。
それを解消するための一歩は、
トラウマとなった出来事を
人生ベースで振り返り、
出来事の意味を理解し直すこと。
これまでの人生という枠にはめて
トラウマとなった出来事を見てみます。
それはどうして起こったんだろう？
私にとって、何の意味があったんだろう？
それによって得られた恩恵は本当にないかな？
１つひとつ見ていくと、
「これは私にとって、必要な出来事だったんだ」
と思えてくるから不思議です。
さらには、
その出来事を経験したことによって
今の自分の長所につながる部分が
見えてきたりもします。
本当に不思議ですよね。
今までは自分にとってデメリットしかない
と思っていた出来事だったのに、
それが真逆になることだって起こり得るのです。
そして、
その上でさらに大切なことは
出来事に対する態度は
自分で選択できる
ということです。
確かに、その過去にいた自分は
悲しかったかもしれない。
怒りに震えたかもしれない。
寂しさに打ちひしがれたかもしれない。
投げやりになったかもしれない。
でも、だからと言って
今の自分も同じように
悲観的にならなければいけない
と決まっているわけではありません。
「今、この瞬間の自分がどうしたいか」
「過去の意味づけを変えた今は、どういう選択ができるか」
これを、心に留めることです。
これはトラウマ以外のことにも言えますが、
逆境に対して自分の本心で態度を決めるというのは
何よりも大切なこと。
「乗り越えたい」とか
「こういう時にこういう態度が出来たら」とか
ほんの少しでも前進したい
と思う気持ちを持っているなら、
不本意な過去の自分に
思考も行動も合わせないことです。
トラウマに向き合うって
エネルギーを使います。
嫌な気持ちを思い出すことが
とても苦しいかもしれません。
だけど、
一度乗り越えてしまえば
これからの自分は、本当の自分で生きられる＾＾
何よりも、
そんな過去を生きてきた自分と
ちょっぴりでもいいから新しくなろうとした自分を
何よりも誇らしく思える＾＾
どんな逆境に立たされても、
どんなに不本意な出来事が起こっても、
それを乗り越えることはできるし
さらに新しい自信を持つことだってできます。
自分の手で
向き合い・認め・受け入れる。
自信とは、
自分を変容させる過程でつくものだから＾＾
グループセッション
「やわらか思考の育て方」
７月１９日（日）残席１名様
８月１６日（日）
９月１２日（土）