こちらはいい天気が続いています。秋らしさを享受しております。
秋アジサイにも秋の日が射して、枯れ紅に明るさを与えてますね。つぎは11月中ごろにアップしてみますがどうなるでしょう。
さて本題は俳句でして、句会への句がまだ白紙です。
この時期(晩秋)の季語は好きですね、でも冬の季語で作って行こうと思ってます。来週5日が句会です。もう立冬ですもんね・・・先月は欠席投句でしたんでなんとか出席して皆さんから生きた刺激をと願ってます。
先日、秋月散歩の記事をアップしましたね。ほぼ全ての小路を歩いておりますと同時に、お店や郷土館とかも全て見させていただいております・・・オタクですね。
その一軒に紙漉きんの作業場にお邪魔したことがありますが、これは数年前に記事に書いておりますので・・・厚かましい私は、ご主人に和紙のことをいろいろと質問した挙句に作業を見せていただけますか?と・・・(-_-;) 昔話は置いといて・・・
紙漉、冬の季語となっています。これは和紙の原料となる楮、雁皮、三椏の採取に関係あるのかな?と歳時記を開いて考えていました。手漉き和紙は年中作られていると思います。冬の季語ですから・・・歳時記の解説には、楮などの樹皮を水に浸けて、煮熟してさらに精製し、黄蜀葵(とろろあおい)の根から採った駅を加えて一枚一枚漉いていく。最後に貼板上に広げて、天日乾燥を行うのである・・・云々
と解説にあります・・当時、お聞きしたのは大方そんな感じでして、最後の乾燥は蒸気の通るボイラーのボデーに貼ると仰っていた記憶があります。楮の処理から水煮さらし蒸して精製、とにかく大変な作業には間違いありませんね。そう考えますと冬の季語なのは納得です。
例句を見ますと、昔の記事にも書いたと思いますが
・・・火の神の棚に湯気上げ楮蒸す 皆川盤水
楮蒸すも季語なのですね。秋月の和紙作業場にも神棚があったような気がしております。私に与えられた丸椅子の頭上にあったかもと・・・
火の神様はもちろん燃え盛るのを祀るのではないですね。火に感謝し、その安全を祈るのですから。私の町内ではその昔に火事がたびたび起こっていたそうです。それで皆が寄ってどこぞの霊験あらたかな火の神様のお札を一軒一軒祀ろうではないかとなったのでしょう。いわゆる失火防止ですね。
今も二三十軒が当番を廻してお札を頂きに行ってります。12月1日と日が決まっておりまして、その火の神様の神社へ行きますと、氏子社中が参拝者へお札の配布や昼餉の世話もしてありました。神社の名はお世話になっておりますので軽々に書けません<(_ _)>
私も産土の神社の氏子総代に出る順(たぶん次)が近くなりました。父は長く氏子総代をし総代会長(責任役員)まで勤めました。
続きはいずれまた・・・夜が冷えます。
冬の朝は冷えますが、例句にこんな句があったのです(知らなかった)。
線香の函美しき冬の朝 宇佐美魚目
明朝も線香を上げて始まる私です!