前回 ②の続きです。)

〈神〉に、次なる転生での生き方を尋ねられた人間の魂は、自らにもっと学ぶべき(クリアすべき)要素が含まれる環境や、出来事(変化)、また学びに必要な人とのご縁などを、生まれ変わりの世にて配してくださるよう、神へ“お願い”するのです。ですので、少なくとも、神からは、“カルマ”と呼ばれる、因果を“報いるべき”という物事を、強制的にもたらされることはございません。

ご先祖様や両親の縁をいただき、晴れて転生の叶った魂は、自ら天で決めてきた物事を経験するようになります。皆様から、時折、鑑定時に「人は自分が天上で決めたことしか起こらないのか(または、決めたことを避けられないのか)」とお
尋ねいただくのですが、人生のある程度の人生のテーマ=“伏線”は定めますし、また、人生において重要と思える出逢いなどもあらかじめ明確に決めておくこともございます。

ですが、では、それしかならないかと申しますと、けしてそうではなく、この世は、“選択”の星―――行動ありきで、なおかつその結果が現象として現されるという性質をもつがゆえに、必ず“こうなる
(こうならざるを得ない)ということは少ないようです。むしろ、わたくしが天の神々と対話しますと、人は、ある一つの“選択”が、出逢いや出来事を引き寄せ、またそこでの“選択”が、次につながる、というように、ある意味、人生は、(選択次第で)次々と“枝分かれ”していく(総じて、人生の総じての状況が出来上がる)ような仕組みと理解しております。

そして、この世は、幾多の縁(エネルギー)が引き合い、交わっていく、物質、精神、まさに“複合”の世界ですので、一見、カルマと分かりにくかったり、本当の使命を気づきにくかったり、また、現象界にての関わる者同士の“数々の選択”や、集団の状況下などによって、様々な展開が繰り広げられたりするのです。

人生のあらゆる経験を経ながら今世での人格が形成され、行動の癖なども身につき、一見、もしかしたら、天で決めた物事をきちんと果たしていないのではないか、カルマ(因果)について、クリアするどころか、ほとんど背を向けてしまっている状態なのではないか、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

あえて“比較”をしますと、因果がもたらされる状況や、カルマの解消具合(状況)などについて、人ごとに大きな“差”があると思えることも、この世は、エネルギーの世界でありながら、現象界ならではの、目に見える、見えない、という仕組みが大きく影響を及ぼす世界だからです。

ですが大事な点は、魂の世界(あるいは神の“眼”)と、(物理的な意味での)人間の世界は、見え方が“異なる”という事実です。

次回 ④に続きます。)


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