おはようございます^^
雨が続いています…今年は本当に梅雨らしい天候ですが、各地各処では大きな被害になっています。改めて被災地の皆様にお見舞いを申し上げます。
ところで今日は、七夕です^^これって読み仮名を入れなくっても読めますよねぇ… え? わからん! 本当ですか…最近ならそうかもわかりませんが、あんたは昭和の世代のようですし
知らないとは言わせませんよ^^ 併し 改めて 七夕 という文字を見てみますと、どうしてこの 七 と 夕で たなばた というのでしょうか? このまま読めば しちゆう でしょうし
或いは ななゆう…でしょうけど、日中文化の交流も奥が深いようで、この七夕は中国から伝来してきた 五節句のひとつでした。 で…五節句とは、人日の節句(七草の節句)(1月31日)
上巳の節句(桃の節句)3月26日、端午の節句(こどもの日)(6月25日)、七夕 8月25日、重陽の節句(菊の節句)10月25日。
これらの日にちは新暦のカレンダーに合わせました、つまり、七夕には天の川を見たいのに見上げる空は今年も雲が立ち込めている…また桃の節句でもそうでうす、桃の花ってちっとも咲いてない…
となるのは旧暦の節句(例えば七夕なら7月7日…)をそのまま新暦のカレンダーに入れてるからその誤差が生じるためのようですね。ここに記した日付は新暦に合わせた実際の日でありまして、
本来の趣旨である七夕とは8月25日でした。ですからこの日になれば夜空もカラッと晴れてきれいな天の川を見ることが出来るのではないでしょうか^^ ところで読み方ですが、
もともとは七夕と書いて「しちせき」と読んでいました。それが七夕を「たなばた」と読むようになったのは、日本古来の「棚機つ女(たなばたつめ)」の伝説に由来します。棚機つ女」とは、
神様を迎えるために水辺に設けた機屋に入り、棚機(たなばた)と呼ばれる機織り機で神様に捧げる神御衣(かみこ)を織りあげる女性の話です。そして、中国の織姫と日本の棚機つ女が結びつき、
七夕と書いて「たなばた」と読むようになったようです。とは私が持っている歳時記からの抜粋です^^ そんな訳で本来の七夕は今年でしたら8月の25日ですね^^ この日を忘れずにカレンダー
に記しておいたら如何でしょうか^^ それと 七夕 とは難読ですがみんなが知っている、というところから出来た小話があります。
”おい、甚平さん、さっき喜六がきたでぇ、そうか、ちょっと出てたんやけど… ”留守やとわかったんでなんや書き置きを置いていったよ。 書き置き?ああ これか…あいつ最近字の稽古に
行ってるらしいが… ほほう~ミミズの這ったような字やなぁ… 借りた羽織りは七(シチ)に置いた、 あ~二日ほど貸して 言うてたさかい貸したのに、質に置いたって(怒)…と甚平さんが
ボヤいていると、 ”喜六が ”おぅ、置手紙見てくれたか、威勢よく入ってきました。甚平さんは怒って、こらぁ、二日だけ貸してくれというさかい貸したのに、なんで質屋なんかに
持って行ったんや! すると喜六は涼しい顔で ”返しに来たけどお前が居らんさかいそこのタナに置いたんや、 ん?タナ… なるほどあるがなぁ…けどなんで七(シチ)に置いたなんて書くん
や!と甚平さんが問いただすと 喜六はニヤリとして ”はは~ん、お前は字を知らんなぁ、それは 七夕のたなという字や…というオチでした^^
どちら様もお後がよろしいようで・・