猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

あの子の鏡はふたりを映し

私の鏡は孤独を映す

 

ふう、と足元目をやれば

ロボット掃除機走り去り

不機嫌空に押しつけて

さびしくないぞ、と舌出した

 

あの子の瞳はあの人映し

私の瞳はふたりを映す

 

ふう、とスマホに目をやれば

「少し遅れる」LINEが光る