2020-03-30 思ったのです-2 ふたり 傷ひとつない両の手を 眺めては 血だらけだと嘆いているのに 涙ひとつ見せない両の瞳を 覗き込まれて 強い人だと謗られます 見た目だけでは伝わらないのに 見た目だけしか信じない 何者なのか 互いにはっきりさせようと 努めるほどに見失って どんどん距離が開くのでした