猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

空洞

燃え尽きただって

芯なんて

そもそも持ち合わせなかった

 

誰かへの憧れも

いつか真似でしかなくなって

己の空洞に身を横たえる

 

失っただなんて

それこそ

そもそも手に入れようともしなかった

 

自分磨きも

いつか日常でしかなくなって

己の残像から目をそらす

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