海辺に泊まって一日中ずっとビーチで本を読むとか、極楽です。ただ、これも本を読むしかすることがないようなところに泊まっている時の話。
街中に泊まっている時は、ついつい街歩きに出てしまいます。そんな時は本を読むのは移動の乗り物くらいでしょうか。
もっと前までは、本を持って旅に出て、それが海でも街でもただ本を読んでくるなんてこともしていたのですが、そんな贅沢な時間の使い方最近していないかもしれません。
そんなところ、キナリノの「素敵な本棚がある宿」を読みました。旅先で本を読むというよりは、本を読みに旅に出る。やりたい、是非とも。
お風呂で本を読むのがとても好きなので、いつか露天風呂がついているお部屋で、思う存分読書というのをやってみたいなあと思います。想像するだけでうっとり。
旅先には自分の本を持っていくことがほとんどですが、ホテルにある図書室や本棚にお世話になったことも何度かあります。
旅の本棚、ラインナップとして一番多いのはやっぱり旅関連。ガイドブック、旅エッセイ、旅小説など。そしてその国、県、街などの歴史関連も多いです。
次に多いジャンルは何だと思いますか。それは推理小説やミステリー。日本に限らず、どこの国でも不動のトップ2な気がします。蔵書というよりは、読み終わった人が置いていく本のトップ2なのでしょう。
本棚って眺めているだけでも楽しい。並んでいる本があったら覗かずにはいられません。
子どもの頃は他人のクラスの学級文庫を眺めるのも好きでした。そして勝手にこのクラスしょぼいとか、こっちのクラスの生徒になりたかったとか、大きなお世話なことをやっていました。
さて、今まで見たことのある旅先の本棚で一番特殊だった本棚はこちら。
お、おおおおお。
渋すぎるセレクション。さくっと読める気がまったくしない本ばかりです。どちらの写真も同じリゾートホテルの本棚。
このホテルの運営会社の意向でこれらの本になったのか、それともオーナーの好みなのか、スタッフが一冊ずつ好きな本を選んだのか……。
あまりリゾートホテルの蔵書として一般的とは言い難いチョイスですが、これに予算を出すこちらのホテルの指向、キライじゃありません。