こんにちは、篠原です。

 

このまま働いていれば、一生暮らせるの?
いつまで働けるの?
というか、自分は何歳まで生きるの?

 

今日は、そんな不安な時代の働き方を知るための本、
『どこでも誰とでも働ける』を紹介したいと思います。

 

100歳まで生きる人が増えた今、
1つの会社で一生懸命働いていても
自分の将来は保証されていないような…
漠然とした不安はないですか。

 

この本を書いた尾原さんによると、
「その不安は完全に正しい」んです。

 

今どんな変化が起きているのか、
これからどんなふうに働けば不安をなくせるのか、
この本で知ることができます。

 

今の仕事のままでいいのか悩んでいる人、
転職や就職を考えている人、
将来に漠然とした不安を抱えている人に
おすすめの本です。

 

いろいろなポイントが
実体験をもとに、わかりやすく説明されていて
新しい働き方に挑戦する勇気がもらえます。

 

『どこでも誰とでも働ける』著者の尾原和啓さんについて

 

『どこでも誰とでも』を書いた尾原和啓さんは、
転職を12回も行い、現在は藤原投資顧問で
13職目の職場を経験している人です。

 

12回も転職したら、
“そんなに続かない人なの?”と思う人も
いるかもしれないんですけど…

 

尾原さんがこれまで働いてきた会社は
マッキンゼー、ドコモ、リクルート、Google、楽天…
有名な企業ばかりなんです。

 

そんなに転職を繰り返しながらも、
次の企業に就職できるノウハウ、
またそれぞれの職場で学んだことが、
この本には詰まっています。

 

 

尾原さんによれば、
「100年まで生きる時代に、
65歳で引退して、余生が35年もあるなんて、
生きがい的にも経済的にもナンセンス」だそうです。

 

この本のタイトルにはこんな意味があります。
①どんな職場で働いたとしても、
周囲から評価される人材になる
②世界中のどこでも、好きな場所にいながら、
気の合う人と巡り合って働ける

 

激動する時代をサバイブするための、
もっとも「現実的」な方法を学んでみませんか。

 

 

プロフェッショナルになる

 

この本では、これからこんな変化が起きるといっています。

 

変化1:社会やビジネスが、いっそうインターネット化する
変化2:これから仕事で活躍できるのは、プロフェッショナルだけになる
変化3:会社と個人の関係が根底から変わる

 

この本全体を通して、
一番大事だなと思ったのは、
「プロフェッショナル」になるということです。

 

プロフェッショナルになる、というのは
医者や弁護士、歌手みたいに
特別な技術や能力が必要な職業につく、
ということではないんです。

 

本文から引用すると、
「プロフェッショナル」の語源は、
自分が何者であるか、何ができて何ができないかを、
自分の責任で「プロフェス(公言)」することです。

 

自分で自分を律して成果を出し、
それを相手にしっかり説明して、
相手がそれを評価してくれること。

 

この3つをおこなうことができれば、
どんな職種であれ「プロ」と名乗ることができるんです。

 

どんな職種であれ…といっても、
そこが難しいと感じるかもしれないんですが、
専門職だけじゃないと考えれば、
それは今からでも自分の努力でなれるものだと思いませんか。

 

これからよりいっそうインターネット化する未来は、
誰にも想像がつくと思います。

 

それによって働き方は
多くの人や企業と対等(フラット)関係でつながり(リンク)、
知識や成果を分け合う(シェア)形に進むことになる、と
尾原さんは言います。

 

「プロ」であるために大切なのは、
「自分の中に神をつくって、
その神に対して宣言し続けることで、
自分を律する」ことだと本文にはあります。

 

例えば、尾原さんは
「自分がいただいた給料の10倍以上の利益を返して、
はじめてスタート地点」
というような自分ルールをつくっていました。

 

そんなすごいルールは無理でも、
自分で自分を律することができれば、
どんなルールでもいいんです。

 

そして、これからは
「自分の名前で生きる勇気をもつ」
必要があるといいます。

 

会社に依存せず、自由な生き方をするということは
自分の名前で生きていく覚悟をするといことで
そのことが、自然とプロフェッショナルへと
つながっていくんです。

 

 

どこでも誰とでも働ける人

 

どこでも誰とでも働ける人になるための
ポイントはいくつかありますが、
僕が読んで、今までの考え方を変えなきゃいけない
と思った点が2つあります。

 

1つは「ギブの精神」です。

 

人との関係は「ギブ&テイク」ではなく、
「ギブギブギブギブギブ&ギブ」なんです。

 

今は、インターネットを使えば
何でも調べることができます。
情報を隠し持つことに価値はないんです。

 

それよりも相手に情報を与え、
だれが一番最初にそれを公表したか、
ということの方が、価値があるんです。

 

そうして、自分からオープンにした方が、
自分のためになり、相手の信頼を得ることも
できます。

 

これまでの働き方から考えれば、
自分だけの情報、自分だけのやり方、
それを相手に渡すことは
損をするイメージがあると思います。

 

でも、もうその考えではいけないんだと思いました。

 

 

2つ目は「行動するが勝ち」ということです。

 

仕事で新しいことをして、
失敗するのは嫌じゃないですか?

 

僕も失敗するくらいなら、
やらずにいつも通りすればいい
と思ってしまいます。

 

 

でも尾原さんによれば、
「人生を豊かに生きていくコストは、
以前と比べて格段に安くなっている」んだそうです。

 

つまり、失敗をしやすい状況なので、
行動して、失敗して、学びが多いほうが、
勝てます。

 

ネット時代では、
PDCA(計画→実行→検証→改善)ではなく、
DCPA(実行→検証→計画→改善)という
とにかくどんどん実行して、あとから軌道修正する、
というやり方がふさわしいということです。

 

 

でも、どんなに「このやり方がいい」
という働き方があったとしても、
楽な仕事なんてないと思うんです。

 

そこで、尾原さんは、
仕事をゲーム化して楽しめ、といいます。

 

ゲーム化して楽しむ気になれば、
「自分に対する否定的な意見は、意外と気にならない」
ようになります。

 

例えば、ゲームを楽しんでいるとき、
自分のやり方が誰かから否定的に見られている、
なんて考えないですよね。
自分の方法を試して、戦って、
楽しみながらクリアしていきます。

 

仕事もゲーム化すれば、メンタルも強くなる…

 

これらはどこでも誰とでも働く人になるために、
必要なポイントだと思いました。

 

 

 

自分がヒーローになれる場所

 

これから起きる変化にもあったように、
今後、会社と個人の関係は変わります。

 

会社と個人はあくまで対等(フラット)で、
お互いにメリットを提供し合う(シェア)関係
になるといいます。

 

だから、1つの会社に依存しないで、
自分を労働市場において、自分の価値を知ることを、
尾原さんは進めています。

 

会社という枠から一歩出たところに
自分の価値があるんです。

 

といっても、そもそも自分の価値って何?
って思いませんか。

 

すでにいろいろなスキルを持っている人は
実感があるかもしれません。

 

自分の価値を知るために、
会社から一歩出たところで
副業やボランティアなどをどんどんやってみます。

 

そうして、自分の価値を見つけて磨き、
自分がヒーローになれる場所を見つけていくんです。

 

尾原さんは
「誰でも、自分が得意とするスキルを生かせる場は、
探せばいくらでも見つかります。」と言っています。

 

 

さらに仕事には、食べるための仕事(ライスワーク)と、
自分の生きがいとなるような仕事(ライフワーク)
があります。

 

食べるための仕事だけを
一生したい人なんていないと思うんです。

 

 

できればずっと、生きがいとなるような仕事
で生きていきたいですよね。

 

とはいっても、なかなかライフワークだけでは
生きていくことが難しいという人もいると思います。

 

大事なのは、
「いかに人生の中でライフワークの割合を
増やしていくか」という考え方なんです。

 

今すぐに仕事のバランスを変えられなくても、
毎年少しずつ、ライスとライフのバランスを変えていきます。

 

自分がヒーローになれる場所を見つけて、
いつかはライフワークが100%の生活になることを
めざします。

 

 

 

 

自分らしさ

 

遠くない未来に、
AIやロボットが今あるたいていの仕事を
やってくれるようになるといいます。

 

そうなったとき、人間には何ができるんでしょうか。
人間らしく働き、生きられるようになるには
どうすればいいんでしょうか。

 

尾原さんは、
「インターネットは人間の人間らしさ、
自分らしさを引き出してくれる加速装置」だと言っています。

 

ルーティンワークのような仕事は機械に任せて、
人間は自分の好きなこと、
やりたいことを掘り下げることができる。

 

そうして個性を磨いていくと、
それ自体が仕事になる可能性が高いということです。

 

 

自分の好きなことが何かを突き詰め、
それを仕事にできると思えば、
これからの仕事はワクワクするものになりませんか。

 

今同じようになんとなく不安を抱える人がたくさんいて、
何か行動するきっかけを得られるからこそ、
この本は実際に読んだ人に響くんだと思います。

 

 

 

そんな簡単にうまくいくの?
と思う人もいると思うんですが…

 

もちろん簡単じゃないです。

 

本文では、楽天の創業者である
三木谷浩史さんの考え方を紹介しています。

 

それは「1日1%の改善」です。

 

昨日より1%、毎日サボらずに改善を続けるだけで
人は1年で37倍成長できるといいます。

 

たいていの人は、そこまで努力できません。

 

最後の最後まで努力し続けた人だけが、
結果をごっそり独り占めできるということです。

 

でも自分の好きなことを磨いて、
それを仕事にして、
毎日1%の努力を続ける人生は
楽しそうじゃないですか。

 

 

 

 

『どこでも誰とでも働ける』書評まとめ

 

この本を書いた尾原さんの経歴を見ると、
京都大学院卒で、マッキンゼーに就職、
その後もGoogleや楽天など、
有名企業ばかりに就職されていて、
自分とは違う世界の人だと感じてしまうかもしれません。

 

実際に、凡人には難しそう、なんて声もありますし、
僕も最初はそう思いました。

 

でも、この本こそ、「ギブの精神」であふれていると思うんです。
実際にその企業で働かなければ学べないことを、
本のなかでいくつも提供してくれています。

 

そして、新しい働き方に挑戦するために、
この本で示されていることは、
自分の個性を磨くとか、努力をするとか、
ほとんどの人にとって、ごく当たり前で
難しいことではないんです。

 

人は新しいことや、やったことがないことに
尻込みしてしまうものだと思います。

 

この本を読めば、
自分のこれからを考えるだけでなく、
行動する勇気をもらえると思います。

 

 

 

書かれている「ギブ」はたくさんありますが、
誰にでも読みやすい言葉で書かれているので、
じっくり読んでこれからの「働き方」について考えてみてください。

 

 

 

P.R.5000人以上が学んだ速読術


僕は小さい頃から本を読んできませんでした。


 

そのせいでコンプレックスを抱えたり、
仕事ができなかったり、
コミュニケーションに難ががあったのです。


 

そんな僕が、速読法に出会って
読書をするようになってから、
あっさりと成功することができました。


 

いまは経営者として活動したり、
セミナーにゲストに呼ばれて講演をしたり、
教養人と一緒に仕事をしたりしています


 

その経験から、才能に恵まれなかったとしても
本を読んで知的好奇心のままに過ごせば
誰でも自分を変えられると信じています。


   

そして、読書家が少しでも増えれば、
一人一人の知識の総量は増え、
世界はもっと良くなると本気で思ってます。


 

その理念から、僕がどのように速読に取り組み、
ゼロからスキルを磨いていったのか、
その成功体験を一つの書籍にまとめてみました。


 

電子書籍は、これまで5000人以上が読んできました
この書籍に出会って成功した人も大勢います。


 

難しい言葉は極力使わずに、
20分程度でサクッと読める内容に仕上げています。
もし興味があれば読んでみてください。


 

「成功を掴む読書法」を読んでみる


 

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