ママちゃんブログ　これ使ってみたよ

前回に続き、またまた米津玄師ワールドです。
今回は誰もが知る『Flamingo』の難解すぎる歌詞を私なりの解釈で読み解いてみました。

この歌詞を分析している人はたくさんいるのですが、みなさん微妙に違うんですよね。

なので、是非マイ解釈の発表会したくてウズウズしちゃいまして。ちょい時期遅いですが。

どーぞ！


まずは、歌詞全部載せから

『Flamingo』

宵闇に 爪弾き 悲しみに雨曝し　花曇り
枯れたまち にべもなし
侘しげに鼻垂らしヘラヘラり

笑えないこのチンケな泥仕合
唐紅の髪飾り
あらましき恋敵
触りたいベルベットのまなじりに
うすら寒い笑みに

あなた（ふらふらふら）フラミンゴ
鮮やかな（ふらふらふら）フラミンゴ
踊るまま ふらふら
笑ってもう帰らない
寂しさと嫉妬ばっか残して
毎度あり 次はもっと大事にして

御目通り ありがたし
闇雲に舞い上がり上滑り
虚仮威し 口遊み（くちずさみ）
狼狽に軽はずみアホ晒し

愛おしいその声だけ聴いていたい
半端に稼いだ泡銭（あぶくぜに）
たかりだす昼とんび
くだらないこのステージで光るのは
あなただけでも良い

それは（ふらふらふら）フラミンゴ
恐ろしや（ふらふらふら）フラミンゴ
はにかんだ ふわふわ浮かんでもうさいなら
そりゃないね　もっとちゃんと話そうぜ
ちくしょうめ　吐いた唾も飲まないで

氷雨に打たれて鼻垂らし
私は右手に猫じゃらし
きょうびこの程度じゃ騙せない
狭間で彷徨うとこしえに
地獄の閻魔に申しいり
あの子を見受けておくんなまし
酔いどれ張り子の物語
やったれ死ぬまで猿芝居

あなた（ふらふらふら）フラミンゴ
鮮やかな（ふらふらふら）フラミンゴ
踊るまま ふらふら
笑ってもう帰らない
嫉妬ばっか残して
毎度あり　次はもっと大事にして

宵闇に爪弾き花曇り
枯れた街 にべもなしはらへらり



いいですね〜


それでは解明、スタート！


『Flamingo』

フラミンゴは向き合う姿がハートに見えることから、愛の象徴


♪宵闇に 爪弾き 悲しみに雨曝し　花曇り
　枯れたまち にべもなし
　侘しげに鼻垂らしヘラヘラり

にべもなし→無愛想

解釈★
※主人公は、男性
夜になり、あなたにあしらわれてしまい、悲しくて仕方ない。きれいな花（あなた）は曇ってしまう。
枯れた街はなんの愛着もなく、みすぼらしい私はバカみたいにへらへらしている（悲しみを隠している）


♪笑えないこのチンケな泥仕合
　唐紅の髪飾り
　あらましき恋敵
　触りたいベルベットのまなじりに
　うすら寒い笑みに

まなじり→目もと

解釈★
深紅色の髪飾り=昔の遊郭の女性に例えているのか？
あなたには男の影がある、マジで笑えない醜い関係。
そんなあなたのベルベット（女性らしさ）の目もとに触れたい。魔性の女のあなたの笑みは心に寒気を感じるけれど離れられない。


♪あなた（ふらふらふら）フラミンゴ
　鮮やかな（ふらふらふら）フラミンゴ
　踊るまま ふらふら
　笑ってもう帰らない
　寂しさと嫉妬ばっか残して
　毎度あり 次はもっと大事にして

解釈★
あなたは私のとても大事な人。でもとても身のこなしよく男遊びをしていて、私だけのものにならない。
私に寂しさと嫉妬ばかり残して。いつもありがとうございます。（お客の真似事をして）来世？では私を大事にしてください。


♪御目通り ありがたし
　闇雲（やみくも）に舞い上がり上滑り
　虚仮威し（こけおどし）口遊み（くちずさみ）
　狼狽（うろたえ）に軽はずみ阿呆晒し

解釈★
めったにない御目通り（皮肉）（忙しいあなたが私に時間をくれたこと）に、本質も見抜けずむやみに舞い上がってしまいました。浅はかで見え透いたうそを口にしたあなた（愛してるわ、とか）、舞い上がってしまった私はアホです。

または、お客としてよばれたのに会いたくて呼ばれたと勘違いして喜んでしまった

♪愛おしいその声だけ聴いていたい
　半端に稼いだ泡銭（あぶくぜに）
　たかりだす昼とんび
　くだらないこのステージで光るのは
　あなただけでも良い

解釈★
お金持ちになった私にたかってくるくだらない女はたくさんいる。あなたもそのうちの一人だとしても、あなたなら許そう。（主人公の男性、はじめての上から目線）

もしくは、あぶく銭は遊郭で稼いだお金
昼トンビは男たち
くだらないこのステージは遊郭
そこでただ一人光る愛するあなた、という意味にもとれる。


♪それは（ふらふらふら）フラミンゴ
　恐ろしや（ふらふらふら）フラミンゴ
　はにかんだ ふわふわ浮かんでもうさいなら
　そりゃないね　もっとちゃんと話そうぜ
　ちくしょうめ　吐いた唾も飲まないで

解釈★
あなたは私の大事な人。男遊びをするあなたに惚れてしまった。私は恐ろしい女性を愛してしまった。たくさん貢いでこんなに惚れてるのにあなたは私のものになる様子がなくただほほ笑むだけ。それはないでしょう。悔しい。でもあなたを罵倒しても、あなたはそれすら飲み込んでほほ笑むだけ。


♪氷雨に打たれて鼻垂らし
　私は右手に猫じゃらし
　きょうびこの程度じゃ騙せない
　狭間で彷徨うとこしえに

きょうび→いまどき
とこしえ→永遠

解釈★
《ここは唯一の女性目線》
女を求める男を誘う私、でも今は（主人公の男性は？）これじゃ騙せない。その狭間で永遠に彷徨う私。（女性も本気になりかけた？でも男遊びをする自分はあなたを不幸にしてしまうからあなたに本気になってはいけない、と気持ちを押し殺しているということかな、と）


♪地獄の閻魔に申しいり
　あの子を見受けておくんなまし
　酔いどれ張り子の物語
　やったれ死ぬまで猿芝居

張り子→はりぼて

解釈★
《ここは主人公男目線にもどる》
あなたなんか地獄に落ちればいい。いくら美しくても中身が空っぽのあなたの人生なんて、ただの酔っ払いレベル。死ぬまで浅はかな人生を送ればいい。（嫉妬心）


♪あなた（ふらふらふら）フラミンゴ
　鮮やかな（ふらふらふら）フラミンゴ
　踊るまま ふらふら
　笑ってもう帰らない
　嫉妬ばっか残して
　毎度あり　次はもっと大事にして

解釈★
あなたは私の大事な人。だけどとても男に対して身のこなしが上手い人。私にもとても良くしてくれても、決して私のものにはならない。私に残るのは嫉妬だけ。
どうもご苦労さん。来世？ではもっと私を大事にしてください。（皮肉をいってもやっぱり好きで仕方がない様子）


♪宵闇に爪弾き花曇り
　枯れた街 にべもなしへらへらり

解釈★
夕方になると男遊びをはじめるあなたは、美しさが曇っている。
こんな街なんの愛着もない。へらへら悲しみを隠して歩く私。



いかがでございましょうか。

全体的に遊郭の女性とその女性に本気になってしまった男性の物語という風にとれますが、実は現代の男女の話、て感じがするんですよね。

そして、米津さんの歌はいつもそうですが、必ず相手も実は苦しんでた、みたいな表現が入ることが多いんですよね。パトリオットとかね。

そして『あぶく銭にたかりだす昼トンビ』って、まるで米津さん自身のことをいってるようにもとれちゃったり。

でも、米津さんの想像力豊かさは、コスモ（宇宙）1番であるから、遊び人の女性に惚れてしまい苦しむ男性の心情もよくわかるのでしょう。

ちなみに、プロモーションビデオでは、米津さんのピアスが最初短いのに最後長くなってたり、最後手にネイルしてたり、女性が男性に強い嫉妬心を抱いて呪いをかけてるような作りになってるんですよね。

途中で米津さんが夢から醒めたり、車がブーンと来て米津さんが轢かれるかと思いきや、他の車が衝突して守った？り

その後、足を引きずって歩き出したり、、

最初の方で駐車場で女性が倒れてるのですが、その場所はプロモが始まったとき、植物が生い茂ってるのですが、その意味も深すぎてすぐわからなかったり、、


とにかく、この歌は深すぎて深すぎて、聴き応え抜群ですね。


そうそう、そして、ジャケットにはフラミンゴは寂しくも一匹なんですよね〜

そしてその後ろでさらに頭を少し落とした悲しげなフラミンゴ。

女性の鮮やかさとその心の底の闇なのか、

男性を一羽で寂しいフラミンゴで現して、その心の闇、もしくは、男性の影て寂しそうにする切ない女性の姿を描いてるのか！？

どーなんでしょ！？

ひとりであれこれ考えてヒートアップしちゃいます。

なんか、何から何まで意味深ですよね〜