知らなかった生命保険 | 株式会社鎌倉鑑定ブログ

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先日、孤独死された建物からごっそり持って
帰った書類の山の整理に手をつけました。
不動産の権利証、売買契約書、電気・水道・
ガスの納付書などなど。
片っ端から電話をかけて、契約の停止、変更
手続きの手配などを行っていきます。

 

相続の仕事を10年以上行わせていただいて
いますが、ここまで直接的に相続手続をやら
せて頂くのは初めてです。

 

山の中に、生命保険会社の方が訪問時に書き
残したメモがありました。記載されている訪
問時間を見ると、住民票の除票に記載されて
いる死亡推定期間の丁度真ん中。このメモを
室内に持ち込んで3日ほどで亡くなってしま
ったことになります。事実がわかる度に、亡
くなった方のことがリアルに感じられてきま
す。

 

そのメモに書いてある連絡先に電話をかけて
みます。

 

「その方の生命保険契約は今年も更新されて
おります。但し、契約内容は相続人の方ご本
人にしかお話しできません。」

 

すぐにご依頼者に電話。

 

「本当に兄が生命保険をかけていたんですか
?」

 

と、とても驚いたご様子です。

 

確かに、「兄とはとても仲が悪く、この10
年ほど音信不通の状態」、と以前から伺って
いたので、これが当然の反応なのでしょう。

ただ、近所の方や火災保険会社、生命保険会
社の方に聞いても、お兄様自身はとても温厚
で良い方、という評判しか出てきません。
ご依頼者も物腰の柔らかい温厚な方なので、
二人の仲がとても悪いというのは少し意外な
感じもしていました。

 

更に書類の山を探っていくと、生命保険の内
容が分かる書類が出てきました。

 

保険金の受取人は妹さんになっています。

 

生命保険会社に電話する前に、火災保険会社
にも電話しています。

 

その火災保険のご担当者曰く、亡くなる数ヶ
月前、お兄様は

 

「保険料がもったいないので、火災保険の更
新は今年限りでお願いします」

 

生命保険の保険料の負担は小さくなかった筈
です、、、

 

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引用元:知らなかった生命保険