シンガポールでF1観戦

チケット購入

ポルシェカレラカップの出走車

F1。10チーム20台が世界各地のサーキットで21レース行い、年間の獲得ポイントでシリーズ優勝を争う、世界で一番コストのかかる自動車レースのシリーズである。

F1に全く興味の無かった私なのだが、シンガポールの市街地が一転してサーキットに変わる一大イベントということで、折角なので長女と観戦することにした。

したのだが、チケット購入で早速つまずく。

まず開催は3日間(金曜日は練習走行、土曜日は予選、日曜日が決勝)行われ、各日のチケットと3日間通しのチケットがある。

期間中はシンガポール市街地は封鎖され、チケットを持つ人しか入れない4つのゾーンが設定される。

すべてのゾーンを自由に歩けるチケットもあれば特定の1ゾーン限定のチケットもあり、予約席付きのチケットもあれば席無しのチケットもあり、値段もピンからキリまで取り揃えられていて何を買えばよいのかさっぱり分からない。

F1チケット

悩んだ末に一番盛り上がるという決勝の日で、一番安い「ゾーン4限定で席なし」のチケットを事前購入。

チケットは早期購入であれば自宅まで郵送してくれるようだが、直前だと現地近くの引き換え所まで足を運ぶ必要がある。

引換所は相当混むとの事前情報があったのだが、当日の開場後の時間だったためかほとんど並ぶこと無くチケットを受取ることが出来た。

ポルシェカレラカップ

入場ゲート

大のF1好きで毎年シンガポールGPを観戦に来られている同僚のH氏から頂いた、特製のガイドを片手に入場口へ。

入場口では荷物検査が行われており、荷物を持っていない人は検査無しで通ることが出来るようだ。

H氏のガイドによると、F1決勝の前にポルシェカレラカップ、フェラーリチャレンジという前座レースをやっているところだったので、スピードが落ちて写真が取りやすいカーブの箇所で写真をパシャパシャ。

フェンス越しでも意外とOK

初めてのレーシングカーの撮影だったが、珠玉の望遠レンズ「SIGMA 70-200mm F2.8 DG HSM Sports Lens」のおかげで思ったよりも綺麗に撮影出来て満足。

フェンス越しの撮影がどんなものか心配だったが、置きピン(ピントを車が走行する位置に固定して撮影すること)でそれなりの写真が撮れて満足。

F1本戦への期待が高まる。

タトゥーに挑戦

絵柄はさまざま

F1本戦まで時間が空いたので、ゾーン内の露店で食事をしていると長蛇の列が目に入った。

どうやら無料でタトゥーペイントをしてくれるようだ。

長女がやりたいと言い出したので列に並んでみたところ、図柄リストが回ってきた。

F1にちなんだ図柄が並び、この中から1つ選ぶようだ。

長女ペイント中

長女は12番、自分は15番を選択。

しばらくして順番が来ると、1分程度でスプレーでペイント完了。

長女は初めてのタトゥーに興奮気味だった。

ちょっといつもと違う感

実は自分も初タトゥーペイントだったが、普段とは違う自分を簡単に楽しむことが出来て悪くない。

ちなみにペイントは除光液で簡単に落とせるので、後処理も問題なし。

会場内を散策

マップ

こちらが会場マップ。

今回はゾーン4(マップ左側の緑色エリア)のみ入れるチケットなので、ゾーン4内を散策。

まさにお祭りといった様相で、エリア内には飲食店の他、ライブ会場や物販店、前述のタトゥーペイントなどのイベントブースがひしめきあっていた。

F1モニュメント

物販店ではF1各チームのTシャツやキャップなどが販売されていて、お土産に何か買おうかと思って値札を見ると普通のTシャツやキャップの10倍以上のお値段!

流石に手が出せず見て回るだけに留めた。

ライブ会場ではいろんなアーティストのライブが次々に行われていたが、知っているアーティストは誰もいなかった(私が無知なだけだと思うが)し、あまりの熱気に娘を連れて行くのは危ないと判断してパス。

F1よりブランコ

他にも、ピットでタイヤを履き替える作業の体験イベントなどがありおもしろそうだったが、長女は興味が無かったようで常設されているブランコで長時間遊びだす始末。

高い入場料を考えるとイベントを楽しんで欲しかったのだが、高いブランコになってしまった。

ドライバーズパレードと思わぬ事故

ベッテル

本戦前のドライバーズパレードを観覧。

パレードというからにはゆっくり走ってくれるのだろうとカメラを構えていたら、思ったよりも早い速度で目の前を通り過ぎていくので少し驚いた。

あまり詳しくない自分でも知っているような有名ドライバーが目の前を通過していく瞬間はやはりテンションが上がる。

レンズ内に無数の水滴

そろそろ本戦が始まる頃合いで、娘がトイレに行くと言ってミネラルウォーターのペットボトルを渡してきた。

走り出して行ってしまったので、慌てて受け取ったペットボトルをかばんに突っ込み追いかける。

トイレから出てきた娘と本戦の撮影ポイントに向かっていると、足に水がかかったので何だろうと立ち止まると・・・。

かばんから水がポタポタと落ちているのを発見。

どうやらかばんに突っ込んだペットボトルのキャップがかばんの中で外れてしまったようで、かばんの中が水浸し。

慌ててかばんに入れておいた望遠レンズやビデオカメラをかばんから救出するも、レンズやビデオカメラの中から水がポタポタと溢れるご臨終状態で急激にテンションが下がってしまった。

ちなみに防塵防滴レンズだったために内部の水滴が数日経っても無くならず、乾いた頃にはカビなのかゴミなのか汚れがレンズ内側に付いてしまい復旧出来なかった。

この悲しみを乗り越えるべく、新たにフルサイズミラーレス一眼とレンズ一式を勢いで購入してしまったのだが、それはまた別の機会に記事にしたい。

F1本戦

一瞬で走り去るレーシングカー

事前に良い場所を確保しておく予定だったのだが、てんやわんやの内にF1本戦が始まってしまった。

初めて見るF1は一瞬の内に火花を散らしながら爆音を轟かせて目の前を走り去るスピードにびっくり。

F1の雰囲気を味わうことは出来たが、テンションダダ下がりの自分と興味無しの娘は最初の数周を観戦した後、二度とペットボトルをかばんに入れることはすまいと固く誓いつつ会場を後にした。

来年は一人でリベンジしたい。

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