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判んない♪(陽水風・・・) 2019-11-20

2023年10月13日 | 音を聴く耳

なかなか、事実を伝えても、耳が追い付かない人や

聴いたことが無い場合は、

ネームヴァリュー、価格に翻弄されてしまうということは多い。

先日(だいぶ前だけど)

WADIA6LTD(改)Blueを目指そうという方が

ーLTDなので後期型。前期型のLTD化はSPIRITとなるー

6iもでているのですが、

6iはどうでしょう?と、いう打診が来た。

1台、未掲載ながら、6iLTD(改)Blueは着手している。

これは、850基板に換えている物で

通常で考えれば

6より、6iのほうが、値段も高いし、6より、新しいしと、なって

6LTD(改)Blueより、良くなりそうだ、と、思われるのだと思う。

ところが、やはり、こう、実際に聴き比べてみると

代理の順位(勝手なww)でもかいているけど

1、WADIA6LTD(改)Blue

2、WADIA6SPIRIT(改)Blue

3、WADIA6iLTD(改)Blue(+) 1704換装

 

ここだけで、言ってしまえば、

6のDAC/Cが1704より優れていると思える。

 

その音をいえば、ほとんど、変わらない。

どこが、ちがうかというと

微妙なスケール感というところで、

1台だけ、きいたら、どれもが、最高1位の音である。

そこに順位をつけるのもなんだけど

特に、1704換装(これも、かなり良くなるものだけど)と、いう部分で

6LBや6SBとの間にわずかな、開きが出来てくる。

 

で、まあ、そこが、判っているので

(知らなければ、気が付かない部分だけど)

どうせなら、6LBにしなされ、と、いうわけだけど

そう聞かされると、吃驚されるわけですね。

「お尋ねした良かったです。聞かなければ、6iのほうを購入しました」

どうしても、6後期型が手に入らなければ

6前期型でも、6iでも、Blueまでもっていったら、

今まで聞いたこともない世界に突入していくわけで

(それは、WADIA/DACでもWADIA850(他)でも、

新しい世界に入るのは同じ・・・で、それぞれの個性が有るので

優劣という順位はないのだけど、

表現度合(いろんな指数?)を考えると・・・・)

と、まあ、そういうことはWADIAに限らず、他の機器でもあるわけで、

値段が高ければよいとか、

定評があるとか、

ところが、実際、触ってみている高橋にすれば

その微妙な差異がどこからくるか、わかるわけだし、

極端に言えば、

「****(業務用で、世間的には定評がある)は、「業務用だから、ま、これ位の音が出ればよいだろう」という

造りしかしていない」

で、その同じメーカーの下位機種の方が、トランスをおおきくしたり・・とか良い音が出る様に性能を上げているということがあったりする。

で、あるのに、世間では、業務用のほうが、人気が有り、馬鹿みたいな値段が付いている。

お客様で、当方メンテナンスの下位機種(下位というわけではないのだけど・・この説明上、とりあえず)をおもちのかたが、業務用の上位機種をきいて、(簡単に言うと、)たいしたことないんですね。と、世間風評のありように驚いた。

と、いうことはあった。

 

こういう方は恵まれているのだと思う。

通常、そこそこのものを何台ももてないし

多くの人は、OHは無論、音質改善など、行わない。

わずかな部品での違いがわかるほどの「聴き比べ」ができない。

つまり、WADIAでいえば

OHすらしない人が

例えば、廉価版のピックアップをつけてあっても

良い音だといってるだろうし

逆にLTD- Blueまでもっていく当方にすれば

LTDに(もっと、言えばWADIA・OH時点で)

廉価版ピックアップなど載せられない。

と、いう。

それくらい、部品での音の違い・精度がわかるようなことをやっていると、

OHも音質改善もせず、ぼろけた半田にぼろけたコンデンサにぼろけたピックアップと

そのままにしておく人がいるのが、不思議に思う。

で、例えば、そんな人が

うちの機器・システムは良いですよ。

と、いうことがあると、

やはり、こういう人も、ステータス主義なんだなあと思うわけ。

音追求より、半分くらいは、システム自慢のためみたいなもので

まともな音がでない状態の機器でありながら、

***をもっている、と、いうことで

ステータスに酔える。

こういう方については、正直、残念なんだけど

一方で、それは、伸びしろがないから、やめなさいという機器であっても

それでも、今よりもっと良い音にしたい。と、愛機である場合

耳の育ち具合は抜きにして

音追従のその気持ちに頭がさがる。

単純な言葉だけど

「良くなるなら、やります」

と、いう言葉。

その機器自体をひきあげてやりたいという思いは

まるで、我が子にたいするようなもので

実際、

さらなる改善の提言にたいし

「うちのこがよくなるとなって、やらないなんていう親はいないでしょう」

と、お叱りけたことがあるけど

そういう気持ちと、いっていいかな。

 

そういう親心をおもちな方ほど、なんとしてでも、と、おもわれるし

また、新機軸が開発出来たら、やりますから、開発してください。

と、未来プロジェクトが入ってくる。

 

なにか、OHもせず、廉価版ピックアップでもおかまいなしという方もいれば

出来うる限りの最善と最高を施してやりたいという方と

こういう違いがでてくるのは、なぜだろうと思う。

 

単純に言えば、

OHでココマデ音が良くなるという原書体験の有無の違いでしかないのだろうけど

もうひとつは、

実際に触って、判っている人間の意見を聞く耳をもっているかどうかだろう。

先にかいたように、

「たずねて良かった。聞かなければ6iのほうを購入していた」

と、いうその思いの底に

最善・最高の音を聴きたいと、いう希求がある。

自分で決めて、なんとかなる程度の音決めなど、まだまだ、浅い。

何百台もの音を聴き、メンテナンスしてきている人間の横で

同じように、音だけは聴いてきている代理であるが

それをうみだしてきている高橋とて、

最善、最高の音を聴きたいという思いが元であるのは同じなわけ。

その思いをおのおのの、機器で実現させたいというのは、元よりだけど

それでも、その機器はだめですよ。と、いう場合もある。

それは、回路設計や電気知識だけではなりたたない「音作り」の「耳」があるからこそで

ほれ、そこは、それ、

魚心あれば水心?

古い歌だけど、

男心は男じゃなけりゃ判るものかと諦めた♪。

やはり、希求心は希求のあるものじゃないと判らないのだろうと思える。

だから、不思議なれど、

ぼろけた半田でぼろけたコンデンサで廉価版ピックアップをのせる方の気持ちは

代理にも判らないし

逆にそういう方には、高橋&代理の気持ちも判らないのだろうと思う。


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