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須佐之緒と素戔嗚  ☆9  2021-07-09

2023年11月05日 | 続☆歴史の中の「経緯」

先の記事で

蘇民将来の話を須佐神社から戴いてきた。

この話を読み直して

そうだった。と、思い出したことがある。

 

須佐神社・・・という名前からである。

スサノオの名前の表記はいくつかある。

素戔嗚

須佐之男

須佐之緒

などがあるが、

基本、出雲のほうは、

須佐之男

須佐之緒

を、使うはずである。

と、いうのも、

素戔嗚のほうは、

思った通りにならないと駄々をこねて泣き叫ぶ

と、いう侮蔑をこめられている文字使いである。

卑弥呼が、卑しい奴と呼ばれるという文字使いであるのは

有名な話だが、素戔嗚も

亡くなった母にあいたいと嘆き悲しんだという話のことかと思わせるような

文字使いをしながら、その意味合いはかなり辛辣である。

と、なると、

出雲の方では

素戔嗚という表記ではなく

須佐之男を使うだろうと思う。

素戔嗚の文字は、漢字に合わせて「音」を選んだと思うが

須佐之男は、平仮名の音に合わせて「漢字」を選んでいる。

日本の平仮名には、「音霊」と呼ばれるものがある。

すさのおと、いう平仮名一文字一文字に意味がある。

その意味を表す「漢字」を選ぶ。

万葉集などがそのような形態をもっているので、

判りやすい。

す=須 清い・簡潔である・浄める

さ=佐 精神的な崇高さ・神・精神

之は接続詞

男は男であるが

緒となると、纏める・統括・根源の意味をもつ。

 

須佐之緒となると、

清い思いで(民衆・己の行動)をまとめる

などの解釈ができる。

 

素戔嗚と須佐之緒(男)の使い分けが判っていた時代がいつまでかは

判らないが

この使い分けで、大和朝廷の勢力分布図・影響図が見えるのだろうと思う。


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